北海道放浪記 〜6日目〜
2003年7月10日★陸別より道道51号線から682号線に入り、砂利ダートを走るとチミケップ湖が姿を見せる。ここは私が好きな北海道の風景ベスト3の一つに挙げてもいいところで、相変わらずもの静かな雰囲気がいい。どこか物寂しげな静寂を醸し出すこの湖は、晴天よりも今日のような曇天の方が似合う。ただ、風が強かったのだけが残念で、出来れば波の音さえしない原始の静寂を見せて欲しかった。汀(みぎわ)に座ってぼんやりと1時間程を過ごす。
★霧の津別峠を越えて屈斜路湖に出、屈斜路湖畔林道に入る。約20km弱、ひたすら屈斜路湖北岸を走る林道で、晴れていれば中島を始め、対岸の硫黄山なども綺麗に見えるのだろうけれど、この霧では薄ぼんやりとしか見えないのが残念。逆にそれが幸いしてなのか、対向車が1台しか来なかったのは幸いだったかと。林道は湖岸の少し高みを走ったり、あるいは湖岸とほぼ同じ高さにまで降りたりして、なかなか迫力があって面白い。
★屈斜路湖の東、硫黄山の南を走る池の湯林道を進み、大雨の中「キンムトー」「ボッケ」「第2硫黄山噴火口」を見学してから、国道391号線を北上して、道道1115号線へ。緑ダム方面への道を左折し、途中から斜里川林道へ入る。この林道、文字通り延々と斜里川に沿って走るもので、天気が良ければ爽快なドライブになりそうなのだけれど、生憎の強雨で少々残念。でもそれだけに斜里川の水量も多くて流れに迫力があり、そういう意味ではちょっと得した気もしなくもない。
林道を12km程延々と走って、男鹿(おじか)の滝駐車場へ到着。道すがら延々と案内板が出ていたので、比較的容易に行ける場所かと勘違いしていたのだけれど、林道は凹凸こそは然程無いものの結構ハードだし、件の「駐車場」に着いてもそこから滝までは雨露に濡れまくっている草を掻き分けながら小さな山を一つ越えないといけないし、なにより付近は熊の多発地帯なのでなかなか怖い。時刻も夕刻に近く、熊の活動時間に入りつつあるのも怖さを倍加してくれる。それでも山道歩きの結果現れた滝は、落差25mの立派なもの。この滝、聞くところによると上流に川がないらしく、岩盤から直接水が噴き出して滝になっているのらしい。
★恐々としながらの男鹿の滝探訪を終え、斜里川林道を途中から右折して「江鳶(えとんび)奥林道」に入る。この林道は先程の斜里川林道に増して迫力があって、落石はおろか倒木もあちこちにあって、巨木が道を塞いでいるという事態が無かっただけでも幸運だったかもしれない。このまま進んで大丈夫かと何度も不安に思いながら、何とか江鳶山の頂上に到着。高さ3mにも満たない小さな展望台があって、でも今日は霧のせいで展望は開けない。
下り切ったところでエゾシカ対策のゲートがあって、そこを抜けた途端に立派な舗装道路になる。鉤の手に曲がって清里町内に向かう道路に入った途端、目の前にオホーツク海まで延々と続く直線道路が展開。この眺望は素晴らしく、一見の価値ありかと思う。ただ、直線道路に見えても十字路がかなりの数で存在するので、あまり飛ばすのは危険だろう。
★本日の宿泊先:清里イーハトーヴYH
★霧の津別峠を越えて屈斜路湖に出、屈斜路湖畔林道に入る。約20km弱、ひたすら屈斜路湖北岸を走る林道で、晴れていれば中島を始め、対岸の硫黄山なども綺麗に見えるのだろうけれど、この霧では薄ぼんやりとしか見えないのが残念。逆にそれが幸いしてなのか、対向車が1台しか来なかったのは幸いだったかと。林道は湖岸の少し高みを走ったり、あるいは湖岸とほぼ同じ高さにまで降りたりして、なかなか迫力があって面白い。
★屈斜路湖の東、硫黄山の南を走る池の湯林道を進み、大雨の中「キンムトー」「ボッケ」「第2硫黄山噴火口」を見学してから、国道391号線を北上して、道道1115号線へ。緑ダム方面への道を左折し、途中から斜里川林道へ入る。この林道、文字通り延々と斜里川に沿って走るもので、天気が良ければ爽快なドライブになりそうなのだけれど、生憎の強雨で少々残念。でもそれだけに斜里川の水量も多くて流れに迫力があり、そういう意味ではちょっと得した気もしなくもない。
林道を12km程延々と走って、男鹿(おじか)の滝駐車場へ到着。道すがら延々と案内板が出ていたので、比較的容易に行ける場所かと勘違いしていたのだけれど、林道は凹凸こそは然程無いものの結構ハードだし、件の「駐車場」に着いてもそこから滝までは雨露に濡れまくっている草を掻き分けながら小さな山を一つ越えないといけないし、なにより付近は熊の多発地帯なのでなかなか怖い。時刻も夕刻に近く、熊の活動時間に入りつつあるのも怖さを倍加してくれる。それでも山道歩きの結果現れた滝は、落差25mの立派なもの。この滝、聞くところによると上流に川がないらしく、岩盤から直接水が噴き出して滝になっているのらしい。
★恐々としながらの男鹿の滝探訪を終え、斜里川林道を途中から右折して「江鳶(えとんび)奥林道」に入る。この林道は先程の斜里川林道に増して迫力があって、落石はおろか倒木もあちこちにあって、巨木が道を塞いでいるという事態が無かっただけでも幸運だったかもしれない。このまま進んで大丈夫かと何度も不安に思いながら、何とか江鳶山の頂上に到着。高さ3mにも満たない小さな展望台があって、でも今日は霧のせいで展望は開けない。
下り切ったところでエゾシカ対策のゲートがあって、そこを抜けた途端に立派な舗装道路になる。鉤の手に曲がって清里町内に向かう道路に入った途端、目の前にオホーツク海まで延々と続く直線道路が展開。この眺望は素晴らしく、一見の価値ありかと思う。ただ、直線道路に見えても十字路がかなりの数で存在するので、あまり飛ばすのは危険だろう。
★本日の宿泊先:清里イーハトーヴYH
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