北海道放浪記 〜7日目〜
2003年7月11日★清里イーハトーヴYHで「さくらの滝」なる滝が必見と聞いたので訪ねてみたくもあるのだが、夕刻でないといけないと聞いたので、午前中は道東の山中にある温泉を目指すことにする。とは行っても根北峠を越えて向う側なので、距離的にはかなりあるのだが。
★強風雨を突いて8時半に出発。最初の目的地は斜里の南方にある「越川温泉」どうにもそれらしいものが見当たらない。その代わりではないのだけれど、旧国鉄・根北線の越川橋梁跡を見つけたので、個人的には補って余り有りかと。
★根北峠を越えると雨風は更に激しくなり、速度を出すと車が風に流されそうになるので用心しながら走る。「金山の滝」なる小規模な滝を過ぎると少し先に「川北温泉」という大きな看板があり、ここを右折。もともと路盤が強くない林道なのか、それとも雨量が異様に多過ぎるのか、轍を雨水が流れて行って徐々に抉れつつあるように見受けられる。下手に強い刺激を与えて崖崩れでも起こされては困るし、かと言って余り低速で走っているとスタックしそうだしで、結構緊張する。5kmほど冷や冷やしながら走ると、漸く川北温泉に到着。こんな天気だと言うのに車が既に3台もある。うち2台は地元の車らしく、既に温泉には入浴済みで、今は何をしているのかその辺は不明。1台は帯広からの車で、私が大雨をついて入って行った時に丁度入れ替わりで出られた模様。この方曰く、ここは何時来ても混んでいるそうで、1人で浸かれるのもこの悪天候様々では?とのこと。でも余りに雨が強いんで、洗面器を被るか傘を差して入らないと大変だそうで、私は「傘」を選択。自分の雨傘を差しながら露天風呂に入るというのも風流なもので。
★崖崩れが起きないうちに川北温泉を立ち去り、今度は薫別温泉に向かう。が、こちらへのアクセスは更に酷い悪路で、温泉へのアクセスポイントも見当たらず、結局諦めざるを得ない事態に。どの林道も途中から「どう考えてもこれ以上の走行は無理」という酷い道になってしまって、これではどうしようもない。
★再び今朝出てきた清里町に戻る。根北峠を越えると急に天候が回復してきて、依然風は少々あるものの、頭上から雲が切れて青空が。清里町ではまず清里焼酎醸造事業所「パパスシャトー清里」に立ち寄ってジャガイモ焼酎の工場を見学。ラベルの貼付けを手作業で行っていたのに思わず感動する。試飲も出来たのだけれど、少量とは言え流石にそれば宜しくない。その後、飲むと「運が付く」と洒落で言われている来運(らいうん)公園の水を汲んでから、清里オートキャンプ場から札弦寄りに登ったところにある「宇宙展望台」へ。低気圧の影響で遠くは霞んでいるけれど、視界の範囲の殆どは晴れていて、正面に斜里岳、右手に江鳶山、左手下に清里の畑の風景が展開。成程、これは見事だ。
なお、「ツーリングマップル北海道」に掲載されている「宇宙展望台」の場所は、完全に嘘なので要注意。
★札弦に出て「さくらの滝」へ向かう。昨日通ってきた国道391号線・屈斜路湖方面からの分岐のすぐ手前を東に入り、道なりに進むと結構広い駐車場に到着。他には誰も来訪者はいない。滝が見えるポイントまでは歩いて僅か30秒程、滝に着いてみると昨夜から午前中に掛けての集中豪雨の影響で水量が半端じゃない。この「さくらの滝」、2m程の高さの滝で、ここをサクラマスが産卵の為にジャンプして越えていくそうで、それが観られるのは今の時期だけらしい。しかしこんな激流では流石にサクラマスも遡上出来まい…と、がっかりしながら水面を眺めていると、視界の端に何か光るものが。立つ場所を変え、再び凝視していると、確かにサクラマスがジャンプしているのが見える。数にして2〜3匹と少ないけれど、この状況では観られただけでも恩の上。カメラをスタンバイ状態にしたまま、ジャンプした瞬間にシャッターを切る…を繰り返して、何枚写真を撮ったことやら。
★養老牛温泉に向かう途中、個人的に好きなポイントである神の子池に立ち寄る。相変わらず美しい瑠璃色をしているのだけれど、以前に較べて随分と訪問者が増えた気がする。続いて裏摩周展望台にも立ち寄るが、こちらは一面の霧でどうしようもない。
★本日の宿泊は開陽台駐車場にて車中泊…と思ったのだが、余りに風が強いので、養老牛温泉の駐車場の隅で寝かせてもらう。広い駐車場だし、何より他に一台の車も無いから問題無し。
★強風雨を突いて8時半に出発。最初の目的地は斜里の南方にある「越川温泉」どうにもそれらしいものが見当たらない。その代わりではないのだけれど、旧国鉄・根北線の越川橋梁跡を見つけたので、個人的には補って余り有りかと。
★根北峠を越えると雨風は更に激しくなり、速度を出すと車が風に流されそうになるので用心しながら走る。「金山の滝」なる小規模な滝を過ぎると少し先に「川北温泉」という大きな看板があり、ここを右折。もともと路盤が強くない林道なのか、それとも雨量が異様に多過ぎるのか、轍を雨水が流れて行って徐々に抉れつつあるように見受けられる。下手に強い刺激を与えて崖崩れでも起こされては困るし、かと言って余り低速で走っているとスタックしそうだしで、結構緊張する。5kmほど冷や冷やしながら走ると、漸く川北温泉に到着。こんな天気だと言うのに車が既に3台もある。うち2台は地元の車らしく、既に温泉には入浴済みで、今は何をしているのかその辺は不明。1台は帯広からの車で、私が大雨をついて入って行った時に丁度入れ替わりで出られた模様。この方曰く、ここは何時来ても混んでいるそうで、1人で浸かれるのもこの悪天候様々では?とのこと。でも余りに雨が強いんで、洗面器を被るか傘を差して入らないと大変だそうで、私は「傘」を選択。自分の雨傘を差しながら露天風呂に入るというのも風流なもので。
★崖崩れが起きないうちに川北温泉を立ち去り、今度は薫別温泉に向かう。が、こちらへのアクセスは更に酷い悪路で、温泉へのアクセスポイントも見当たらず、結局諦めざるを得ない事態に。どの林道も途中から「どう考えてもこれ以上の走行は無理」という酷い道になってしまって、これではどうしようもない。
★再び今朝出てきた清里町に戻る。根北峠を越えると急に天候が回復してきて、依然風は少々あるものの、頭上から雲が切れて青空が。清里町ではまず清里焼酎醸造事業所「パパスシャトー清里」に立ち寄ってジャガイモ焼酎の工場を見学。ラベルの貼付けを手作業で行っていたのに思わず感動する。試飲も出来たのだけれど、少量とは言え流石にそれば宜しくない。その後、飲むと「運が付く」と洒落で言われている来運(らいうん)公園の水を汲んでから、清里オートキャンプ場から札弦寄りに登ったところにある「宇宙展望台」へ。低気圧の影響で遠くは霞んでいるけれど、視界の範囲の殆どは晴れていて、正面に斜里岳、右手に江鳶山、左手下に清里の畑の風景が展開。成程、これは見事だ。
なお、「ツーリングマップル北海道」に掲載されている「宇宙展望台」の場所は、完全に嘘なので要注意。
★札弦に出て「さくらの滝」へ向かう。昨日通ってきた国道391号線・屈斜路湖方面からの分岐のすぐ手前を東に入り、道なりに進むと結構広い駐車場に到着。他には誰も来訪者はいない。滝が見えるポイントまでは歩いて僅か30秒程、滝に着いてみると昨夜から午前中に掛けての集中豪雨の影響で水量が半端じゃない。この「さくらの滝」、2m程の高さの滝で、ここをサクラマスが産卵の為にジャンプして越えていくそうで、それが観られるのは今の時期だけらしい。しかしこんな激流では流石にサクラマスも遡上出来まい…と、がっかりしながら水面を眺めていると、視界の端に何か光るものが。立つ場所を変え、再び凝視していると、確かにサクラマスがジャンプしているのが見える。数にして2〜3匹と少ないけれど、この状況では観られただけでも恩の上。カメラをスタンバイ状態にしたまま、ジャンプした瞬間にシャッターを切る…を繰り返して、何枚写真を撮ったことやら。
★養老牛温泉に向かう途中、個人的に好きなポイントである神の子池に立ち寄る。相変わらず美しい瑠璃色をしているのだけれど、以前に較べて随分と訪問者が増えた気がする。続いて裏摩周展望台にも立ち寄るが、こちらは一面の霧でどうしようもない。
★本日の宿泊は開陽台駐車場にて車中泊…と思ったのだが、余りに風が強いので、養老牛温泉の駐車場の隅で寝かせてもらう。広い駐車場だし、何より他に一台の車も無いから問題無し。
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