★道の駅「スワン44ねむろ」を7時少し過ぎに出発。すぐ近くの別当賀方面への道道953号線に入り、別当賀分岐より落石方面へ向かう。落石駅では今どき珍しい「駅ネ」の人が居て、こちらの方がびっくり。落石駅より根室方面へ少し行ったところより「窓岩」なる岩を見てから、落石の集落を抜けて落石岬へ向かう。落石岬への道路は途中でゲート封鎖されていて、そこからは歩いていかないといけないのだけれど、ゲート前には駐車場らしきものも無く、余程俗化されてないのだなと思う。ゲートから300m程で木道歩きになる。木道に入ってすぐの辺りが、北海道唯一のサカイツツジ自生地。でも花の時期は6月上旬とあって、ワタスゲだけが風に揺れている。岬までは1km程度で気分のいい散策。でも風も波も強く、岬からの海岸線の眺望はかなりの迫力がある。

★霧多布岬展望台、霧多布灯台を再訪した後、私が好きなアゼチの岬へ向かう。小島、嶮暮帰島を目の前に、海鳥繁殖地のゴメ島を左手に見下ろす岬で、右手遠方には霧多布湿原まで見える。正面遠くには涙岬のある断崖絶壁が連なる。この眺望の雄大な繊細さが何とも言えず心を癒してくれる。

★琵琶瀬展望台、霧多布湿原センターに立ち寄ってから、火散布沼、藻散布沼を通って涙岬へ。この涙岬も私が非常に好きなところで、まるで涙を流す少女の横顔のように見える岩の様子からアイヌの娘の悲恋伝説が語られていて、展望台のある断崖絶壁から見下ろす涙岩の姿が心を打つ。今日の波はかなり高く、その潮騒の音がいっそう寂寥感を掻立てる。ここは眺望の素晴らしさの割には歩く人も少ないのが残念で、もっと知られてもいいのではないかと思う。もっとも、涙岬のファンとしては正直訪問者が少ない方が嬉しいのだけれど。併せて訪れることが出来る立岩の方は、遊歩道を歩かずに、涙岬展望台からの眺望だけにしておく。

★再び西へ。あやめが原は今回は割愛し、末広(まひろ)の集落への道からピリカウタ展望台へ向かう。2年前は確か未舗装区間だったと思ったのだけれど、今通ってみると状態は余り良くないものの一応は全面舗装になっている。ピリカウタから小島、大黒島を眺めると、海岸線は既に夕暮れの雰囲気で、茜色に輝く空と黄昏色の島々が織り成す色彩が素晴らしい。

★既に16時近くで、夕暮れも迫っているのだが、折角の晴天なので、この辺りで唯一まだ行ったことがないポイント・尻羽(しりっぱ)岬へ向かう。厚岸の街並みを通過し、尾幌から道道142号線へ。途中、知方学(ちっぽまない)への分岐から町道に入り、去来牛(さるきうし)方面への分岐を左折して、かなりの幅広ダートへ。暫く進んで尻羽岬への分岐を左折してから1.8km、漸く終点に駐車場が現れる。ここから岬までは多少のアップダウンを繰り返しながら片道約15分程度。岬の近くでは右手下方に「帆かけ岩」が見えるが、想像していたよりもずっと小さい。尻羽岬からは正面に先程見た小島、大黒島や、ピリカウタなどが遠望出来て実にいい感じ。新たなお気に入りポイントになりそう。

★今日の宿泊地:釧路湿原「とうろYH」

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