大杉谷〜大台ヶ原・伊賀紀行5日目 / モクモク手づくりファーム
2003年8月4日★上野市からJR伊賀上野に出て、佐那具着1052。駅前にバス停が見当たらないので駅員氏に聞いてみたところ、駅前の道を左手に降り、橋の手前にあると言う。1分も掛からずにバス停に着いたが、なぜこのような不便な場所にバス停を設置したのかと思う。柘植川を渡る狭い橋の上から写真を撮ったりしながら、槙山行きの三重交通バスを待つ。何時来るかと駅の方を見ていたら、橋の方からバスのクラクションが聞こえてきたのには驚いた。バス停が駅前に無いのは、バスが駅前通りを通らないからという当たり前の理由があったからなのだ。バスは20分ほどでモクモクファームに到着。
モクモクファーム、正式名称「伊賀の里モクモク手づくりファーム」は、自然・農業・手づくりをテーマにしたファクトリーファーム。豚、野菜を中心に伊賀の里で農業から加工製品まで一貫しての手づくりを行っているファームで、工房のある敷地を一般に公開していて、今回訪れたのはその公開部分と言う訳。私はここモクモクファームのネイチャークラブという会員にもなっているので、ファームへの入園料は不要。しかも会員は半年に一回、「野天もくもくの湯」という温泉施設も無料で利用出来るという特典もある。
まずは「野天もくもくの湯」へ。昔からの銭湯を思わせる靴箱の木の鍵をカウンターに預けると、代わりにロッカー番号が指定されたキーとタオル、バスタオルを貸してくれるという仕組みになっている。開放的な内湯のすぐ外に隣接して温めの源泉槽があり、更にはサンダルを履いて石段を上ると2つの野天風呂がある。低い方の野天風呂はハーブ湯で、高い方は石造りの熱めの湯になっている。湯も熱いのだが、それよりも直射日光で焼けた浴槽の石が熱くてなかなかに大変である。野天の湯は自然の中の温泉ゆえに虫も出るようで、ファームのシンボルマークでもある豚の蚊遣がのんびりした雰囲気に実に合っている。
ネイチャークラブの会員カードを見せて入園し、まずは地ビール工房に向かう。残念ながら装置の都合で公開していなかったのだけれど、地ビールの試飲は出来ますという。ペールエールと夏期限定「夏祭り」ビールがあったので、当然後者を選ぶ。エールタイプながらもさっぱりした夏向きの仕上がりで、流石と思う。
続いてPaPaビアレストランへ。メニューはバイキングのみでビール等は別途伝票持参で注文するという形式。このファームで取れた材料を用いているので味の方はいずれもなかなかのもので、つい欲張って沢山取ってしまい。ビール4種類と合わせてかなり限界に近いところまで行ってしまう。このファーム、ハムやソーセージも美味しいけれど、私からしてみれば野菜の美味しさが特筆もので、最後の方は野菜ばかりでビールを飲んでいた次第。最も美味しさが際立っていたのは、豆腐だったかも知れない。
もうこれ以上は入らないという腹を抱えてそれでもパン工房を覗く。美味しそうだとは思うけれど、流石にこれだけ満腹だと買う気にならないのは仕方ないことだと思う。園内中央付近にある「ハンモックの森」に立ち寄り、30分ばかりハンモックで揺られてみる。これはいい。
実家にハム類を送るともう帰りのバスの時刻。佐那具駅前、亀山乗り継ぎで名古屋に着いたのが18時頃。荷物をコインロッカーに預け、街中に出ることにする。まだ開いていた観光案内所で「ランドビールのブルワリーレストランの場所を知りたい」と言うと「ランドマークビールですか?」と聞き返される。マークは余分である。2人居る係員のうちのもう一人が自分もビールが好きだが聞いたことが無いと言う。なかなか旗色が悪かったのだが、栄か伏見辺りで…と言うと、一人はタウンページで、もう一人は名古屋市の観光スクラップブックからほぼ同時に探し出して呉れた模様。正式名称は「ランドビアサーカス」、今や貴重になってしまった名古屋の地ビールの店である。
地下鉄東山線で一駅乗って伏見で降り、7番出口を直進してヒルトンホテルの手前を左折…というのが案内所氏の教えてくれた内容である。何度か通ったことがあるから分かるけれど、初めて名古屋に来た人があの説明をされて分かるものなのだろうかとも思う。ともあれ目的の店は簡単に見つかり、早速入店してみる。ここでも「ディナーバイキング」なるものがメニューになっていたのだが、聞けば単品でも大丈夫ですとのこと。レギュラービールはヴァイツェン、ゴールデンピルスナー、ケルシュ、アルト、ヴァイツェンボックの5種類で、加えて限定醸造「小麦の恵み(酵母入り)」なるものもスペシャルで用意されている。まともに330ml×6では到底もたないが、この店では「味わいセット」なるものがあり、200ml×3で800円(ビールの組合せは任意)だからこれは嬉しい。早速淡色系レギュラー3種をセットにして頼んだのだけれど、なぜか濃色系が先に来てしまってがっかり。勿体ないのでそのまま飲むことにしたけれど、どこで注文を間違えたのだろうと思う。ビールと共に楽しむのは「シーザーサラダ」1品のみ。これ一皿で全種類のビールに対応させたのだが、やはり野菜サラダとビールの相性はいい。ただ、昼のモクモクの野菜の味が記憶にあったので、この店のサラダが非力に感じてしまったのも事実ではある。
通勤客に混じって大垣まで行き、23:00発「ムーンライトながら92号」に乗る。通路を挟んで反対側の鉄道マニア風の過重タイプな男が、氷をいっぱいに入れたプラスチック容器に紙パックの烏龍茶を注いで悦に入っていたのだが、それを引っ繰り返して大変なことになったり、高校生だか大学生だか分からない女性3人組がやたらにハイテンションで喧しかったりと車内はなかなか大変な状況。しかも名古屋からは隣席の客が乗ってきたので往路のように横になって寝る訳にもいかない。これは眠れないかも知れないななどと考えていたのだが、疲れが溜まっていたのか日付が変わるのにも気付かなかった模様。あんな状況でも結構寝られるものだと我ながら感心してみたり。
モクモクファーム、正式名称「伊賀の里モクモク手づくりファーム」は、自然・農業・手づくりをテーマにしたファクトリーファーム。豚、野菜を中心に伊賀の里で農業から加工製品まで一貫しての手づくりを行っているファームで、工房のある敷地を一般に公開していて、今回訪れたのはその公開部分と言う訳。私はここモクモクファームのネイチャークラブという会員にもなっているので、ファームへの入園料は不要。しかも会員は半年に一回、「野天もくもくの湯」という温泉施設も無料で利用出来るという特典もある。
まずは「野天もくもくの湯」へ。昔からの銭湯を思わせる靴箱の木の鍵をカウンターに預けると、代わりにロッカー番号が指定されたキーとタオル、バスタオルを貸してくれるという仕組みになっている。開放的な内湯のすぐ外に隣接して温めの源泉槽があり、更にはサンダルを履いて石段を上ると2つの野天風呂がある。低い方の野天風呂はハーブ湯で、高い方は石造りの熱めの湯になっている。湯も熱いのだが、それよりも直射日光で焼けた浴槽の石が熱くてなかなかに大変である。野天の湯は自然の中の温泉ゆえに虫も出るようで、ファームのシンボルマークでもある豚の蚊遣がのんびりした雰囲気に実に合っている。
ネイチャークラブの会員カードを見せて入園し、まずは地ビール工房に向かう。残念ながら装置の都合で公開していなかったのだけれど、地ビールの試飲は出来ますという。ペールエールと夏期限定「夏祭り」ビールがあったので、当然後者を選ぶ。エールタイプながらもさっぱりした夏向きの仕上がりで、流石と思う。
続いてPaPaビアレストランへ。メニューはバイキングのみでビール等は別途伝票持参で注文するという形式。このファームで取れた材料を用いているので味の方はいずれもなかなかのもので、つい欲張って沢山取ってしまい。ビール4種類と合わせてかなり限界に近いところまで行ってしまう。このファーム、ハムやソーセージも美味しいけれど、私からしてみれば野菜の美味しさが特筆もので、最後の方は野菜ばかりでビールを飲んでいた次第。最も美味しさが際立っていたのは、豆腐だったかも知れない。
もうこれ以上は入らないという腹を抱えてそれでもパン工房を覗く。美味しそうだとは思うけれど、流石にこれだけ満腹だと買う気にならないのは仕方ないことだと思う。園内中央付近にある「ハンモックの森」に立ち寄り、30分ばかりハンモックで揺られてみる。これはいい。
実家にハム類を送るともう帰りのバスの時刻。佐那具駅前、亀山乗り継ぎで名古屋に着いたのが18時頃。荷物をコインロッカーに預け、街中に出ることにする。まだ開いていた観光案内所で「ランドビールのブルワリーレストランの場所を知りたい」と言うと「ランドマークビールですか?」と聞き返される。マークは余分である。2人居る係員のうちのもう一人が自分もビールが好きだが聞いたことが無いと言う。なかなか旗色が悪かったのだが、栄か伏見辺りで…と言うと、一人はタウンページで、もう一人は名古屋市の観光スクラップブックからほぼ同時に探し出して呉れた模様。正式名称は「ランドビアサーカス」、今や貴重になってしまった名古屋の地ビールの店である。
地下鉄東山線で一駅乗って伏見で降り、7番出口を直進してヒルトンホテルの手前を左折…というのが案内所氏の教えてくれた内容である。何度か通ったことがあるから分かるけれど、初めて名古屋に来た人があの説明をされて分かるものなのだろうかとも思う。ともあれ目的の店は簡単に見つかり、早速入店してみる。ここでも「ディナーバイキング」なるものがメニューになっていたのだが、聞けば単品でも大丈夫ですとのこと。レギュラービールはヴァイツェン、ゴールデンピルスナー、ケルシュ、アルト、ヴァイツェンボックの5種類で、加えて限定醸造「小麦の恵み(酵母入り)」なるものもスペシャルで用意されている。まともに330ml×6では到底もたないが、この店では「味わいセット」なるものがあり、200ml×3で800円(ビールの組合せは任意)だからこれは嬉しい。早速淡色系レギュラー3種をセットにして頼んだのだけれど、なぜか濃色系が先に来てしまってがっかり。勿体ないのでそのまま飲むことにしたけれど、どこで注文を間違えたのだろうと思う。ビールと共に楽しむのは「シーザーサラダ」1品のみ。これ一皿で全種類のビールに対応させたのだが、やはり野菜サラダとビールの相性はいい。ただ、昼のモクモクの野菜の味が記憶にあったので、この店のサラダが非力に感じてしまったのも事実ではある。
通勤客に混じって大垣まで行き、23:00発「ムーンライトながら92号」に乗る。通路を挟んで反対側の鉄道マニア風の過重タイプな男が、氷をいっぱいに入れたプラスチック容器に紙パックの烏龍茶を注いで悦に入っていたのだが、それを引っ繰り返して大変なことになったり、高校生だか大学生だか分からない女性3人組がやたらにハイテンションで喧しかったりと車内はなかなか大変な状況。しかも名古屋からは隣席の客が乗ってきたので往路のように横になって寝る訳にもいかない。これは眠れないかも知れないななどと考えていたのだが、疲れが溜まっていたのか日付が変わるのにも気付かなかった模様。あんな状況でも結構寝られるものだと我ながら感心してみたり。
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