高知(1)

2003年8月14日
★昨夜から降り始めた雨は、大雨の様相を呈している。それでもせっかくここまで来たのだから、少し散策してみることにする。まずは「風見鯨」の写真を撮ってから、中岡慎太郎像の脇から展望台に上り、降りてきて海岸線沿いの乱礁遊歩道を歩く。灌頂ヶ浜、子授け岩、月見ガ浜、目洗いの池、弘法大師行水の池、ヒシャゴ巌など見て最後まで遊歩道を歩くと所要時間40分。遊歩道入口の「1000mの遊歩道」というのは大嘘であった。帰りは大雨の中を車道を歩き、弘法大師が修業したという御厨人窟神明窟を眺めてから戻る。撥水ズボンを穿いているとは言え、既にズタボロである。

室戸スカイラインを登り、24番札所・最御崎寺へ。寺そのものよりも境内にあった鐘石(叩くと鐘のように響く石)に興味を惹かれる。この寺にはYHが併設されていて、他の寺同様に「如何にも宿坊」的なYHかと思っていたのだが、逆に宿坊の造りの方が典型的なYH風になっていた。あれなら普通の人が普通のYHだと思って使っても特に違和感は無かろうと思う。25番津照寺、26番金剛頂寺も難なくクリア。

高知県最難関と言われる27番神峯寺へ。山道への道を行こうとしたところ、入口付近の茶店の人が「道路崩落で車両全面通行止めです」と言う。行く手だては3つあって、一つは「片道2時間を歩いて行く」こと。これは大雨を勘案すると正直避けたいところである。2つ目は「タクシーをチャーターして裏山を越えて行く」ルートだが、遍路そのものを目的としている訳ではない私がここまでの投資をする必要は無い。3つ目は「道路が復旧する9/15まで待つ」手だそうで、結局は手詰まりなのであった。止む無くここは諦めることとする。

28番大日寺では奥の院に湧いている水が美味しかったことしか印象に無く、29番国分寺、30番善楽寺は既に印象にも残っていない。31番竹林寺は五台山なる山にある寺で、寺に隣接して牧野植物園がある。寺見物もそこそこに植物園見学に走ってしまった私は、やはり巡礼なぞは向かないのだなと思う。この植物園はかなりの面積があり、夏の今はタカサゴユリぐらいしか咲いていなかったが、春や秋に訪ねるともっと様々な花が咲いていて良さそうである。冬場に訪ねると、県指定天然記念物のヤッコソウが見られるそうである。これは是非見てみたいと思う。

今夜は高知市内に住んでいる妹夫婦宅に世話になる。1歳になって間も無い姪っ娘がなかなか元気である。

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