うどん
2003年4月3日★近くのお店で冷凍食品4割引セールをやっていたんで、これ幸いと冷凍うどんを仕入れておくことに。冷凍うどんって、手軽な割には結構味は悪くないんで、冷凍庫の常備品としては欠かせません。というか、私の冷蔵庫の冷凍室って、うどんとコーヒー豆しか入ってないような。(^^;
それはともかく、冷凍うどんが置いてある近くに「食べ方」なる写真入りの解説が設置されていて、「かまたま:茹でたうどんに玉子を絡めて食べる。通の食べ方」なんて書いてあったんで、思わず吹き出してしまいました。(^^; 讃岐出身で幼少の頃からうどんばっかり食べてたので断言しますが、この「玉子を絡める」という食べ方は精々ここ数年のもので、それも某テレビ局(確か瀬戸内海放送だったと思いますが)で新しいうどんの食べ方として「カルボナーラ風うどん」とか言う名称で紹介されたのが初めてなんですよ。「かまたま」なんて呼称自体も最近の「讃岐うどんブーム」なるものが始まってから付けられたようなもので、要するに食文化としての歴史も何もない。加えてこの食べ方、玉子の味で麺の風味が殺されてしまうんで、本当のうどん好きならやる筈も無し。これを以て「通の食べ方」を語っているヒトは、自分の味覚で味わってないんじゃないですかね? 真の「通の食べ方」をしたければ、出来立てのうどん玉に醤油を掛けてそのまま食す。これが一番。
★/.-Jに「フロッピーRAID」なるトピックスが。オリジナル記事は「USB FLOPPY DISK STRIPED RAID UNDER OS X」というものなんですが...これは凄いというか面白いというか笑えるというか。とにかくこういう発想が出るということ自体に感心してしまいますね。(^^; 今回の成功を踏まえて、USBの接続限界数である127個のFDDを使ってのRAIDを作ってみたい…なんて書いてありますけど、これが実現したら凄そう。でも良く考えてみればトータルの転送速度の上限って、最上流部のUSB転送上限値で決まってしまうのでは? 実際、記事中でメモリースティック×4では速度改善が余り見られなかったと書かれてますけど、これってまさに「総転送速度上限値」の問題に引っ掛かってしまっているのではないかと。だからUSB2.0対応のFDDなんてのがあればともかく、USB1.1を使う限りはある程度の台数を集めた時点ですぐに転送速度は頭打ちになってしまうと思うんですが。逆に言えば、USB2.0対応のメモリーキーなんかを複数個使えば高速化が可能かも?・・・って、Mac OS XはまだUSB2.0に対応してないんでした。やれやれ。(-.-;
・USB FLOPPY DISK STRIPED RAID UNDER OS X
http://ohlssonvox.8k.com/fdd_raid.htm
★職場で重症急性呼吸器症候群(SARS:Severe Acute Respiratory Syndrome)に関する通達が。曰く「プライベートも含めて、海外渡航は当面自粛して下さい」だそうで。今年はリフレッシュ休暇を5日間貰えるんですが、それを使って海外に行こうと思ってた同期の連中はさぞやがっかりでしょうね。私はと言えば、初夏にフェリーで北海道に渡って大雪縦走をやろうと思ってたから、海外渡航自粛になっても別に影響はなかったりします。
それはともかく、冷凍うどんが置いてある近くに「食べ方」なる写真入りの解説が設置されていて、「かまたま:茹でたうどんに玉子を絡めて食べる。通の食べ方」なんて書いてあったんで、思わず吹き出してしまいました。(^^; 讃岐出身で幼少の頃からうどんばっかり食べてたので断言しますが、この「玉子を絡める」という食べ方は精々ここ数年のもので、それも某テレビ局(確か瀬戸内海放送だったと思いますが)で新しいうどんの食べ方として「カルボナーラ風うどん」とか言う名称で紹介されたのが初めてなんですよ。「かまたま」なんて呼称自体も最近の「讃岐うどんブーム」なるものが始まってから付けられたようなもので、要するに食文化としての歴史も何もない。加えてこの食べ方、玉子の味で麺の風味が殺されてしまうんで、本当のうどん好きならやる筈も無し。これを以て「通の食べ方」を語っているヒトは、自分の味覚で味わってないんじゃないですかね? 真の「通の食べ方」をしたければ、出来立てのうどん玉に醤油を掛けてそのまま食す。これが一番。
★/.-Jに「フロッピーRAID」なるトピックスが。オリジナル記事は「USB FLOPPY DISK STRIPED RAID UNDER OS X」というものなんですが...これは凄いというか面白いというか笑えるというか。とにかくこういう発想が出るということ自体に感心してしまいますね。(^^; 今回の成功を踏まえて、USBの接続限界数である127個のFDDを使ってのRAIDを作ってみたい…なんて書いてありますけど、これが実現したら凄そう。でも良く考えてみればトータルの転送速度の上限って、最上流部のUSB転送上限値で決まってしまうのでは? 実際、記事中でメモリースティック×4では速度改善が余り見られなかったと書かれてますけど、これってまさに「総転送速度上限値」の問題に引っ掛かってしまっているのではないかと。だからUSB2.0対応のFDDなんてのがあればともかく、USB1.1を使う限りはある程度の台数を集めた時点ですぐに転送速度は頭打ちになってしまうと思うんですが。逆に言えば、USB2.0対応のメモリーキーなんかを複数個使えば高速化が可能かも?・・・って、Mac OS XはまだUSB2.0に対応してないんでした。やれやれ。(-.-;
・USB FLOPPY DISK STRIPED RAID UNDER OS X
http://ohlssonvox.8k.com/fdd_raid.htm
★職場で重症急性呼吸器症候群(SARS:Severe Acute Respiratory Syndrome)に関する通達が。曰く「プライベートも含めて、海外渡航は当面自粛して下さい」だそうで。今年はリフレッシュ休暇を5日間貰えるんですが、それを使って海外に行こうと思ってた同期の連中はさぞやがっかりでしょうね。私はと言えば、初夏にフェリーで北海道に渡って大雪縦走をやろうと思ってたから、海外渡航自粛になっても別に影響はなかったりします。
豪華客船
2003年4月2日★「フルメタル・パニック! 踊るベリー・メリー・クリスマス」読了。作中で「10万トンクラスの豪華客船」という記述があるんですが、そんなものが世界に何隻ぐらいあるのか、ちょっと調べてみました。【世界の大型客船ビッグ10】に拠ると、10万トンを超えている船は世界で9隻あるんだそうです。それも3社がほぼ同型船を3隻ずつ。しかも【クルーズニュース】に拠れば、更にこれよりも大きな15万トンの客船が建造中なんだとか。私は瀬戸内育ちなせいもあって巨大な船に乗る機会が余り無くて、今までに乗ったことがある最大級の船が大洗〜苫小牧の「さんふらわぁ おおあらい」の約1.5万トン。あれにしても下から見上げた時はとんでもなく大きく感じたんですけどね。10万トンクラスと言えば、単純計算であれの2倍スケールですから、まさに恐るべきさぬきうどん。しかも「さんふらわぁ」はフェリーだったから下層部の殆どが航海中立入禁止になってしまいますけど、この手の大型客船はこの辺にもあれこれと施設があるんでしょうから、確かに数日居ても飽きないかも知れません。けれど…私としては「一度は乗ってはみたいけれど、何度も乗りたいとは思わないだろうな」というのが偽らざる心情かと。
・世界の大型客船ビッグ10
http://www.kaijipr.or.jp/kaiun/kyakusen3.html
・クルーズニュース(該当記事)
http://www.jmd.co.jp/CWJ/HTML/Newspast/2000/0315.html#8
★PalmFanで何故か京都・いづうの話が。どうもここでは「作り立てでないと」という意見が主のようですが、私は作って数時間置いて「熟れた」頃合の味の方がどちらかと言えば好みですね。店頭で出してくれるのも恐らくは作り立てではない筈。あと、デパートや遠距離搬送用に1/2本もの(確か1800円ぐらい)があったりしますが、こちらは1本ものよりも味が落ちるのだと、いづうの職人さんがおっしゃってました。半分にすると味の熟れ方が変わるからなんでしょうか、いずれにしても1/2本ものでは味が違うというのは私も確かに経験済みのことでもあるので、まだお試しでない方は是非1本ものを買われることをお勧めします。
あとですね、いづうは夏の「鱧寿司」も大変美味しいのです。こちらは1本1万円を超えるお値段なので、流石に店頭でしかいただいたことがありませんが。(^^; しかしこんな話題を書いていたら、いづうの棒寿司、食べたくなってきてしまいました(汗)
★長野・善光寺門前「八幡屋礒五郎」のWebページがあるのを発見。京都「七味屋」、江戸「やげん堀」と並ぶ日本三"七味"の店なのだけれど、私にとって最も馴染みが深いのがここ「八幡屋礒五郎」。そう言えば、先日「中辛」が切れてしまったんですよね。今は「小辛」を使ってるんですが、こちらは香りがいいけれども辛みは殆どないんで、うどんなんかにはやっぱり中辛が要るなと。今度東京に出た時にでも有楽町「むらからまちから館」で買ってきますか。ところでこのオリジナル「プチ缶」ストラップ、かなり欲しかったり。ちゃんと七味を入れられるところがポイント高し。
・八幡屋礒五郎
http://www.yawataya.co.jp/
★悲劇の種
http://lts.coco.co.jp/isana/review/view.cgi?search_id=20030227010949
劣化ウラン弾の話。私は一応一通りの知識はあるのだけれど、米軍の愚挙を広く知らしめる為にもここでご紹介。
・世界の大型客船ビッグ10
http://www.kaijipr.or.jp/kaiun/kyakusen3.html
・クルーズニュース(該当記事)
http://www.jmd.co.jp/CWJ/HTML/Newspast/2000/0315.html#8
★PalmFanで何故か京都・いづうの話が。どうもここでは「作り立てでないと」という意見が主のようですが、私は作って数時間置いて「熟れた」頃合の味の方がどちらかと言えば好みですね。店頭で出してくれるのも恐らくは作り立てではない筈。あと、デパートや遠距離搬送用に1/2本もの(確か1800円ぐらい)があったりしますが、こちらは1本ものよりも味が落ちるのだと、いづうの職人さんがおっしゃってました。半分にすると味の熟れ方が変わるからなんでしょうか、いずれにしても1/2本ものでは味が違うというのは私も確かに経験済みのことでもあるので、まだお試しでない方は是非1本ものを買われることをお勧めします。
あとですね、いづうは夏の「鱧寿司」も大変美味しいのです。こちらは1本1万円を超えるお値段なので、流石に店頭でしかいただいたことがありませんが。(^^; しかしこんな話題を書いていたら、いづうの棒寿司、食べたくなってきてしまいました(汗)
★長野・善光寺門前「八幡屋礒五郎」のWebページがあるのを発見。京都「七味屋」、江戸「やげん堀」と並ぶ日本三"七味"の店なのだけれど、私にとって最も馴染みが深いのがここ「八幡屋礒五郎」。そう言えば、先日「中辛」が切れてしまったんですよね。今は「小辛」を使ってるんですが、こちらは香りがいいけれども辛みは殆どないんで、うどんなんかにはやっぱり中辛が要るなと。今度東京に出た時にでも有楽町「むらからまちから館」で買ってきますか。ところでこのオリジナル「プチ缶」ストラップ、かなり欲しかったり。ちゃんと七味を入れられるところがポイント高し。
・八幡屋礒五郎
http://www.yawataya.co.jp/
★悲劇の種
http://lts.coco.co.jp/isana/review/view.cgi?search_id=20030227010949
劣化ウラン弾の話。私は一応一通りの知識はあるのだけれど、米軍の愚挙を広く知らしめる為にもここでご紹介。
エイプリルフール
2003年4月1日★今日はエイプリルフールということで、Webサイトの各所で冗談記事が満載でした。個人的にはこういう「小ネタな笑い」というのは好きなんで、かなり楽しめたんですが、世の中半分は冗談通じないんで困ったものかと。
ネットショップの楽天市場では「輝け!東西ばかバトル!2003」なんてのをやっていて、全国50余の店舗から出された小ネタで一番笑えたものを選ぶというものなんですが…ごめんなさい、どれもイマイチでした。(^^; 「一番面白いと思った店」に投票するとその店からプレゼントが貰えるというシステムになっていて、どこでもいいから出せば当たる可能性はゼロではなくなるんですけど…それでも「面白い!」と思えなかったネタに投票するのはどうだかなぁ...と思いまして。
DigitalCamera.jpでもエイプリルフールをやってましたが、しかしこちらはジョークと言うよりも「こういう製品を出して欲しい」という近未来的希望の色合いがかなり濃いように思えました。ぱっと見、思わず本気にしてしまって、「をを、これは嬉しい!」なんて思ってしまいましたもん。
DigitalCamera.jp
http://www.digitalcamera.jp/
今日一番笑えたのは、やはり「PCうおっち」でしょうか。「棒だホン」「タプレットPC」も傑作だったけれど、最高だったのは「いんてるCekitorinoチャンコ・テクノロジ」。記事の非常に細かい点まで一々ジョークがちりばめられていて、芸が細かさに感心するやら笑えるやら。
PCうおっち
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0401/uocchi/inbex.htm
★この近くの町でも今日、桜の開花宣言が出されたようです。今まで知らなかったんですが、開花宣言というのは「町中のたった一ヶ所の辺りにある桜が一つでも開花したら出される」という、実に科学的でも何でもない指標なんだそうですね。私はてっきり「町中の複数の観測点での桜の開花状態を統計的に調べて、ある閾値を越えたら出される」ものかとばかり思っていたんですが。つまるところ、開花宣言が出たからと言って、近くの桜が咲き始める保証は全くないということですね。
そんな訳で、この辺での桜の見ごろは来週ぐらいだろうという話でした。でも、私は桜は満開よりも咲きかけたぐらいの方が落ち着いていて好きかも。
ネットショップの楽天市場では「輝け!東西ばかバトル!2003」なんてのをやっていて、全国50余の店舗から出された小ネタで一番笑えたものを選ぶというものなんですが…ごめんなさい、どれもイマイチでした。(^^; 「一番面白いと思った店」に投票するとその店からプレゼントが貰えるというシステムになっていて、どこでもいいから出せば当たる可能性はゼロではなくなるんですけど…それでも「面白い!」と思えなかったネタに投票するのはどうだかなぁ...と思いまして。
DigitalCamera.jpでもエイプリルフールをやってましたが、しかしこちらはジョークと言うよりも「こういう製品を出して欲しい」という近未来的希望の色合いがかなり濃いように思えました。ぱっと見、思わず本気にしてしまって、「をを、これは嬉しい!」なんて思ってしまいましたもん。
DigitalCamera.jp
http://www.digitalcamera.jp/
今日一番笑えたのは、やはり「PCうおっち」でしょうか。「棒だホン」「タプレットPC」も傑作だったけれど、最高だったのは「いんてるCekitorinoチャンコ・テクノロジ」。記事の非常に細かい点まで一々ジョークがちりばめられていて、芸が細かさに感心するやら笑えるやら。
PCうおっち
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0401/uocchi/inbex.htm
★この近くの町でも今日、桜の開花宣言が出されたようです。今まで知らなかったんですが、開花宣言というのは「町中のたった一ヶ所の辺りにある桜が一つでも開花したら出される」という、実に科学的でも何でもない指標なんだそうですね。私はてっきり「町中の複数の観測点での桜の開花状態を統計的に調べて、ある閾値を越えたら出される」ものかとばかり思っていたんですが。つまるところ、開花宣言が出たからと言って、近くの桜が咲き始める保証は全くないということですね。
そんな訳で、この辺での桜の見ごろは来週ぐらいだろうという話でした。でも、私は桜は満開よりも咲きかけたぐらいの方が落ち着いていて好きかも。
さくら
2003年3月31日★今週末、茨城・日立にて「日立さくらまつり」が開催されるらしい。一度は観てみたいと思っていた「日立風流物(ひたちふうりゅうもの)」の山車も出るらしく、これは是非行ってみたいと思う。けれど、「さくらまつり」の「イベントスケジュール」なんてのをみていると、正直なところげんなりしてます。私はただ「日立風流物」の山車を観たいだけで、あとはぼ〜っと桜を眺めていられればそれだけでいいのに。何でも集めてぎゅうぎゅうに予定を埋めてみましたという感じで、文化的価値があるものなんて殆ど無い。がらくたてんこもりのセンスのない興行よりも、本当に「魅せる」ことが出来る伝統芸能だけに焦点を当てて、すっきりと美しく終えるということがどうして出来ないんでしょうね?
日立さくらまつり
http://www.mito.ne.jp/~h-kanko/sakura/sakura.html
それに、「日立は桜の名所」と謳っているけれど、大混雑の中でもみくちゃにされながら観る桜だったら、正直御免被りたいですね。望むらくは、誰もいない、どこかの山奥でもいいからぽつんと一本咲いた桜の下で、ただぼんやりと昼寝でも出来れば…。何時だったか、静岡・伊東の「さくらの里公園」にシーズンオフに行った時、季節外れで殆ど誰も居なかったにも関わらず1本だけが花をつけていて、その下で半日ぼんやり昼寝をしたことがあるんですが…私にとっての今まで最高の「花見」でした。そうだ、風流物の山車だけ観たら、そのままその足で「ぽつんと咲いた桜」を探しに行ってみようかな? クルマに布団を積んでいけば、夜桜も楽しめるかも知れないし。
日立さくらまつり
http://www.mito.ne.jp/~h-kanko/sakura/sakura.html
それに、「日立は桜の名所」と謳っているけれど、大混雑の中でもみくちゃにされながら観る桜だったら、正直御免被りたいですね。望むらくは、誰もいない、どこかの山奥でもいいからぽつんと一本咲いた桜の下で、ただぼんやりと昼寝でも出来れば…。何時だったか、静岡・伊東の「さくらの里公園」にシーズンオフに行った時、季節外れで殆ど誰も居なかったにも関わらず1本だけが花をつけていて、その下で半日ぼんやり昼寝をしたことがあるんですが…私にとっての今まで最高の「花見」でした。そうだ、風流物の山車だけ観たら、そのままその足で「ぽつんと咲いた桜」を探しに行ってみようかな? クルマに布団を積んでいけば、夜桜も楽しめるかも知れないし。
杏並木
2003年3月30日★不意に宇都宮まで餃子を食べに行きたくなったんで、お気に入りの「正嗣」の場所を確認。宮島町本店なら知っているんですが、車で行くなら氏家店が便利と聞いていたんで。検索の結果、リオンドールなるショッピングモールにあることは確認出来たんですが、詳細な場所は不明。以前聞いた記憶では国道293号線沿いにあるという話だったから、行けば分かるかと出掛けようとしたんですが、重大な事実が判明。国道293号線の金砂郷町久米の辺りって…今日、磯出大祭礼の田楽舞&行列通過で大変なことになっているのでは?
仕方ないんで行くのは取り止めにして、餃子関連のサイトを調査。天一・宇都宮店の餃子はオリジナルものであるとか、「青源」が意外と歴史のある店だとか、そんなことを発見。せっかく行くのならこの辺も合わせて行きたいなぁ。
青源味噌
http://www.aogen.co.jp/
因みにこの青源のページに「味噌クリーム」というのがあって、思わず名古屋駅・ボン・ヴォヤージュの八丁味噌クリームロールケーキ「ボンミッソ」(旧名「味噌ロール」)を思い出してしまったんですが…こちらは保湿クリームだった模様。食べたら大変だ。
ボン・ヴォヤージュ
http://www.eki-one.com/pc/html/shop/shop_sw12.html
★本日の購入本
「魔術士オーフェンはぐれ旅(19) 我が聖域に開け扉(上)」(秋田禎信)
「フルメタル・パニック! 踊るベリー・メリー・クリスマス」(賀東招二)
「ハチミツとクローバー(1)」(羽海野チカ)
「ハチミツとクローバー」はソリが合わないようなので、これにて打ち止め(苦笑)
★本を買いに出掛けた時にたまたま通った杏並木がほぼ満開。並木のある通りが今一つ殺風景なので情緒には欠けますが、それでもふんわりと咲く杏の花にはとても和んでしまいます。この辺では桜の開花まであと10日ぐらいらしいのだけれど、それに先んじて春を感じさせてくれてました。折角なら写真を…と思ったんですが、写真に収めるには構図的にイマイチな場所だし、何よりメモ用デジカメOptio 330では撮影したところで気休めにしかならないし、そんな訳で撮ってこなかったんですが…それでもやっぱり撮っておいた方が良かったかもと後で反省。(-.-;
仕方ないんで行くのは取り止めにして、餃子関連のサイトを調査。天一・宇都宮店の餃子はオリジナルものであるとか、「青源」が意外と歴史のある店だとか、そんなことを発見。せっかく行くのならこの辺も合わせて行きたいなぁ。
青源味噌
http://www.aogen.co.jp/
因みにこの青源のページに「味噌クリーム」というのがあって、思わず名古屋駅・ボン・ヴォヤージュの八丁味噌クリームロールケーキ「ボンミッソ」(旧名「味噌ロール」)を思い出してしまったんですが…こちらは保湿クリームだった模様。食べたら大変だ。
ボン・ヴォヤージュ
http://www.eki-one.com/pc/html/shop/shop_sw12.html
★本日の購入本
「魔術士オーフェンはぐれ旅(19) 我が聖域に開け扉(上)」(秋田禎信)
「フルメタル・パニック! 踊るベリー・メリー・クリスマス」(賀東招二)
「ハチミツとクローバー(1)」(羽海野チカ)
「ハチミツとクローバー」はソリが合わないようなので、これにて打ち止め(苦笑)
★本を買いに出掛けた時にたまたま通った杏並木がほぼ満開。並木のある通りが今一つ殺風景なので情緒には欠けますが、それでもふんわりと咲く杏の花にはとても和んでしまいます。この辺では桜の開花まであと10日ぐらいらしいのだけれど、それに先んじて春を感じさせてくれてました。折角なら写真を…と思ったんですが、写真に収めるには構図的にイマイチな場所だし、何よりメモ用デジカメOptio 330では撮影したところで気休めにしかならないし、そんな訳で撮ってこなかったんですが…それでもやっぱり撮っておいた方が良かったかもと後で反省。(-.-;
1/6の夢旅人2002
2003年3月29日★天気予報では午後から晴れると言ってたのに、丸一日曇り。しかも寒い。あんまり寒いんで、部屋で昨日と一昨日の日記を書いてました。(^^;
★昨日、某氏のチョンボのおかげで行けなかった日立市・水木浜の蕎麦屋「蕎路」(きょうろ)へ。以前から美味いとの噂を聞いており一度は行ってみたいと思っていた蕎麦屋だったんで少しばかりの期待が。しかし「せいろ」を頼むとこれが更科系(但し完全な更科じゃない)の極細打ちで、蕎麦の香りもあまり無く、個人的には好みじゃない。蕎麦の香りが楽しめる筈の「そばかき」も今一つぱっとしないし。同じ更科系統の蕎麦屋、布恒更科(東京・南大井)あたりでもうちょっとセンスを磨いてきた方がいいんじゃないかな?などと思ってみたり。因みにこの布恒更科、東京の蕎麦屋で数少ない「ちょっと気に入っている」店だったりします。
★ローソンで「水曜どうでしょう・原付ベトナム縦断1800キロ」エンディングテーマ「1/6の夢旅人2002」のCDを予約購入。受取は2003/04/14だから半月後ぐらいですか。楽しみ楽しみ。
ええっと、繰り返すようですが、私のハンドルネームと曲目とは特に関係はありません(笑)
http://www.htb.co.jp/suidou/cd.html
★近くの輸入雑貨屋でDeCeccoのFedelini 500g入りを2袋購入。1袋150円というのは毎度ながら有り難いお値段で。円形断面のロングパスタではFedelini〜Vermicelliぐらいが扱いやすくて味的にも好みなんで毎度これを買ってしまうんですが、でも正直もっと別のパスタは無いものかと。せめてLinguineやFettuccine辺りのメジャーどころは置いてくれてもいいのになぁ。なのに何故かたまに行くとFarfalleみたいな難しいヤツとかRottelleやらConchiglietteやらは置いてあるときもあって、気まぐれに買ってはどんぶり一杯の蝶々や車輪や貝殻を食すハメになったりとか、ね。
★パスタ広辞苑
http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/1024/syokuzai/dic/index.html
知らないパスタもあって、自分の勉強不足をちょっと実感してしまったり... (-.-;
★昨日、某氏のチョンボのおかげで行けなかった日立市・水木浜の蕎麦屋「蕎路」(きょうろ)へ。以前から美味いとの噂を聞いており一度は行ってみたいと思っていた蕎麦屋だったんで少しばかりの期待が。しかし「せいろ」を頼むとこれが更科系(但し完全な更科じゃない)の極細打ちで、蕎麦の香りもあまり無く、個人的には好みじゃない。蕎麦の香りが楽しめる筈の「そばかき」も今一つぱっとしないし。同じ更科系統の蕎麦屋、布恒更科(東京・南大井)あたりでもうちょっとセンスを磨いてきた方がいいんじゃないかな?などと思ってみたり。因みにこの布恒更科、東京の蕎麦屋で数少ない「ちょっと気に入っている」店だったりします。
★ローソンで「水曜どうでしょう・原付ベトナム縦断1800キロ」エンディングテーマ「1/6の夢旅人2002」のCDを予約購入。受取は2003/04/14だから半月後ぐらいですか。楽しみ楽しみ。
ええっと、繰り返すようですが、私のハンドルネームと曲目とは特に関係はありません(笑)
http://www.htb.co.jp/suidou/cd.html
★近くの輸入雑貨屋でDeCeccoのFedelini 500g入りを2袋購入。1袋150円というのは毎度ながら有り難いお値段で。円形断面のロングパスタではFedelini〜Vermicelliぐらいが扱いやすくて味的にも好みなんで毎度これを買ってしまうんですが、でも正直もっと別のパスタは無いものかと。せめてLinguineやFettuccine辺りのメジャーどころは置いてくれてもいいのになぁ。なのに何故かたまに行くとFarfalleみたいな難しいヤツとかRottelleやらConchiglietteやらは置いてあるときもあって、気まぐれに買ってはどんぶり一杯の蝶々や車輪や貝殻を食すハメになったりとか、ね。
★パスタ広辞苑
http://www.geocities.co.jp/EpicureanTable/1024/syokuzai/dic/index.html
知らないパスタもあって、自分の勉強不足をちょっと実感してしまったり... (-.-;
金砂神社磯出大祭礼-5「東金砂神社田楽舞」
2003年3月28日★日立市の水木浜祭場にて「東金砂神社田楽舞」があるので今日はそちらへ。祭場には5時半ぐらいに着くように出掛けたんですが、道中本当にこんな狂気な時刻に出掛けるような物好きって本当にいるのか?という疑問がふと脳裏をかすめる。が、水木の集落に入ると「それらしい」人間が何人も会場と思しき方向に歩いて行くのが見える。暫く行くと、どこぞの移動サーカスのような巨大テントが幾つも張られた会場に到着。時に5時半少し前。会場には前方に椅子席と後方にスタンド席が設けられていてこれらの殆どが既に埋まっているという状態。…もっと狂気な人が大勢いたんですね(汗) 因みに椅子席の最前列に座っている人は「4時に来た」んだそうで。混雑が嫌いな私は椅子を荷物で押さえておいて、水木浜に出て、海から上る朝日の写真なんかを撮影してました。つくづく思うに、私には「お祭り」よりも「自然の中でのんびり」の方が向いているな、と。このまま雑踏から逃れて、浜辺で寝ころんで過ごすのもいいかな?などと本気で思ってみたり。
それにしてもこの「水木浜祭場」、非常に気になるのは神事や田楽舞を行う場所がまるでステージのようになっていて、ほぼ一方向からしか眺められないこと。神事はともかく、田楽舞は元々「民が皆で楽しむもの」なのだから、他の祭場のように田楽舞台だけでも「回りを人が囲める」ように出来なかったものか。いや、その配置以上に気になるのは、舞台周辺の「いいところ」にかなりゆったりしたスペースを取り、招待客専用としていること。あと、椅子席の前方正面の見やすい領域も招待券が必要としていたし、スタンド席も舞台正面は報道関連専用。要するに一般の人間が入れるのは数少ない端の方の観にくい席だけなんですね。でも椅子席などの座れた人はまだましで、殆どの人は会場の両脇の余りスペースに身動き取れないまでに押し込められて、更に会場に入れない人はクリアビジョンのようなもので観ろと言う。で、開始1時間半前の6時半には既に入場制限が。この異常な状態は会場が狭いからというだけの理由じゃないでしょう。明らかに会場の設計ミスだし、何より「金になる」招待客や報道関連を特別扱いして無駄なスペースを設け過ぎたのが最大の原因。なんぼ今回の「磯出大祭礼」関連の5市町村で最も財政的に貧困な日立市とは言え、市政と同じく祭典まで体質丸出しの「金権依存」にしなくてもいいでしょうに。上野を5時過ぎに出る常磐線の普通列車でわざわざ来た人も結構多かったらしいんですが、わざわざ来てもこの無駄なスペースのおかげで門前払いだった模様。
8時に祭典開始。神事の後に巫女舞が奉納。巫女舞の後が待望の田楽舞。西金砂神社と時と違い、神棚を設けることはせず、最初から面を着けた田楽士が登場。東金砂神社田楽舞の第一段は西金砂神社と同じく「四方固め(しほうがため)」。解説によると「猿田彦の面をかぶり、鳥毛を載せ、鳥烏帽子をかぶる。金襴地の袴と狩衣を着て、太刀、柄太刀、矛、筥祓を順次持って四方を固め、天下泰平を祈る」ものだそうで、恐らくは東金砂神社田楽舞では最も重要なもの。西金砂神社の四方固めが大鉾で四方を一通り固めるだけだったのに対し、こちらは太刀で四方を固め、次に柄太刀、矛、筥祓と計12回もある訳ですから時間的にも長いですし。
続く第二段はこちらも西と同じ「獅子舞」。内容的にも、「白色の鳥毛をつけ、大国主命の面(笑いの面)をかぶり、獅子を大鈴を振り和めて意のままにする舞で、武力を用いずに思いやりを以て国を統治することを表している」とのことで、西とほぼ同じだそうです。はっきり違いを感じたのは獅子舞の獅子が、西金砂神社のものでは獅子面をつけた田楽士だったのに対し、東の方は獅子頭をかぶった如何にも獅子舞と言った雰囲気のものだったことでしょうか。
第三段からは西金砂神社と内容が異なり、こちらの演目は「巫女舞」。「前段において荒ぶる神(獅子)を平定した後、神慮を慰める舞」だそうで、田楽舞の前に奉納された「巫女舞」とは異なり、こちらは男性の田楽士が巫女の面をかぶったもの。「白衣を着て緋の袴をはき、緋の単衣を着た上に舞衣を着る。巫女の面をかぶり、垂髪をつけ、天冠をかぶり、両手に神楽鈴を持つ」のだそうです。この神楽鈴は前段の獅子舞で使われたものと同じものだそうで。
田楽舞の最後・第四段は「三鬼舞(さんきまい)」。「赤、黒、青色の装束と鬼の面をつけ、青鬼は松明、黒鬼は斧、赤鬼は金棒を持って荒々しく舞う。猿の面をかぶり、頭巾をつけた神猿を追い散らし、護摩餅を割る」という舞だそうです。会場での解説では、鬼が人を食べていたのを神がたしなめて、そんなことをしてはいけない、替わりにおまえ達には一年に一度ご馳走をやろうと言ったとされるのが、この神猿が焼いていた護摩餅のことなんだそうです。一年一回のご馳走が餅だけか…なんて一瞬思ってしまったんですが、逆に言えば昔はいかにこの餅と言うものが貴重だったのか、それを表している事実とも言えますね。
祭典の後、暫くしてから大行列の出発。祭典会場近辺は大混乱状態なので、それを避けて水木浜の南端近くまで行き、堤防の上にのぼるとこれがなかなかの眺め。500人の行列って「一望すると」長いですね。昨日、岡田十二丁で眺めた行列よりも、確かに人数的にもうんと多いんですが、いつまで経っても通過し終わらない行列というのはなかなか見応えがありました。
大甕駅前近くでもう一度行列を眺めてから、行列に付いて久慈浜の町中を抜けて、久慈浜祭場へ。ぱっと見、相当な見物人が居るように思えたんですが、入ってみると敷地内は結構余裕があって、ゆっくり眺めることが出来ました。しかも、行列の出発後、本来は無い筈の「田楽舞」があると言うじゃないですか。これ、今日の水木会場に入れなかった人をこちらの久慈浜会場に振り分けたから、その「御詫び」に臨機応変的にやることにした…んでしょうかね? まぁ田楽舞と言っても第一段「四方固め」のうちの「太刀」「矛」の2つと、第四段「三鬼舞」というサブセットのみの演舞でしたけど。
全てのプログラムが終了しましたとの放送が流れ、皆揃って撤退開始。大体の人は車で来ていたようなんですが、私は水木浜から歩いてきたんで、再び久慈浜の町中方向へ戻ることに。戻る途中、作業用のトラックが町中に吊るされていた「金砂神社磯出大祭禮 久慈濱神幸」という旗を回収している場面に遭遇。恐らくはここ一週間ほどずっと町中にあっただろう旗が次々と回収されてごく普通の町並みに戻って行くのを見ていると、祭りの後の寂しさというものをしみじみと感じてしまいました。磯出大祭礼そのものはは月曜日まで続くけれど、この寂しさを感じてしまったからには、私にとっての「大祭礼」は今日が最後。誰にと言うのではなく、お疲れさま、ありがとうと言いたい気持ちでいっぱいです。
★久慈浜の町中にあった「千年湯」なる銭湯で白色のケロリン桶を発見。こんなの初めてみました。ケロリン桶ファンとしては是非とも手に入れたい一品<ホンマか? (^^;?
それにしてもこの「水木浜祭場」、非常に気になるのは神事や田楽舞を行う場所がまるでステージのようになっていて、ほぼ一方向からしか眺められないこと。神事はともかく、田楽舞は元々「民が皆で楽しむもの」なのだから、他の祭場のように田楽舞台だけでも「回りを人が囲める」ように出来なかったものか。いや、その配置以上に気になるのは、舞台周辺の「いいところ」にかなりゆったりしたスペースを取り、招待客専用としていること。あと、椅子席の前方正面の見やすい領域も招待券が必要としていたし、スタンド席も舞台正面は報道関連専用。要するに一般の人間が入れるのは数少ない端の方の観にくい席だけなんですね。でも椅子席などの座れた人はまだましで、殆どの人は会場の両脇の余りスペースに身動き取れないまでに押し込められて、更に会場に入れない人はクリアビジョンのようなもので観ろと言う。で、開始1時間半前の6時半には既に入場制限が。この異常な状態は会場が狭いからというだけの理由じゃないでしょう。明らかに会場の設計ミスだし、何より「金になる」招待客や報道関連を特別扱いして無駄なスペースを設け過ぎたのが最大の原因。なんぼ今回の「磯出大祭礼」関連の5市町村で最も財政的に貧困な日立市とは言え、市政と同じく祭典まで体質丸出しの「金権依存」にしなくてもいいでしょうに。上野を5時過ぎに出る常磐線の普通列車でわざわざ来た人も結構多かったらしいんですが、わざわざ来てもこの無駄なスペースのおかげで門前払いだった模様。
8時に祭典開始。神事の後に巫女舞が奉納。巫女舞の後が待望の田楽舞。西金砂神社と時と違い、神棚を設けることはせず、最初から面を着けた田楽士が登場。東金砂神社田楽舞の第一段は西金砂神社と同じく「四方固め(しほうがため)」。解説によると「猿田彦の面をかぶり、鳥毛を載せ、鳥烏帽子をかぶる。金襴地の袴と狩衣を着て、太刀、柄太刀、矛、筥祓を順次持って四方を固め、天下泰平を祈る」ものだそうで、恐らくは東金砂神社田楽舞では最も重要なもの。西金砂神社の四方固めが大鉾で四方を一通り固めるだけだったのに対し、こちらは太刀で四方を固め、次に柄太刀、矛、筥祓と計12回もある訳ですから時間的にも長いですし。
続く第二段はこちらも西と同じ「獅子舞」。内容的にも、「白色の鳥毛をつけ、大国主命の面(笑いの面)をかぶり、獅子を大鈴を振り和めて意のままにする舞で、武力を用いずに思いやりを以て国を統治することを表している」とのことで、西とほぼ同じだそうです。はっきり違いを感じたのは獅子舞の獅子が、西金砂神社のものでは獅子面をつけた田楽士だったのに対し、東の方は獅子頭をかぶった如何にも獅子舞と言った雰囲気のものだったことでしょうか。
第三段からは西金砂神社と内容が異なり、こちらの演目は「巫女舞」。「前段において荒ぶる神(獅子)を平定した後、神慮を慰める舞」だそうで、田楽舞の前に奉納された「巫女舞」とは異なり、こちらは男性の田楽士が巫女の面をかぶったもの。「白衣を着て緋の袴をはき、緋の単衣を着た上に舞衣を着る。巫女の面をかぶり、垂髪をつけ、天冠をかぶり、両手に神楽鈴を持つ」のだそうです。この神楽鈴は前段の獅子舞で使われたものと同じものだそうで。
田楽舞の最後・第四段は「三鬼舞(さんきまい)」。「赤、黒、青色の装束と鬼の面をつけ、青鬼は松明、黒鬼は斧、赤鬼は金棒を持って荒々しく舞う。猿の面をかぶり、頭巾をつけた神猿を追い散らし、護摩餅を割る」という舞だそうです。会場での解説では、鬼が人を食べていたのを神がたしなめて、そんなことをしてはいけない、替わりにおまえ達には一年に一度ご馳走をやろうと言ったとされるのが、この神猿が焼いていた護摩餅のことなんだそうです。一年一回のご馳走が餅だけか…なんて一瞬思ってしまったんですが、逆に言えば昔はいかにこの餅と言うものが貴重だったのか、それを表している事実とも言えますね。
祭典の後、暫くしてから大行列の出発。祭典会場近辺は大混乱状態なので、それを避けて水木浜の南端近くまで行き、堤防の上にのぼるとこれがなかなかの眺め。500人の行列って「一望すると」長いですね。昨日、岡田十二丁で眺めた行列よりも、確かに人数的にもうんと多いんですが、いつまで経っても通過し終わらない行列というのはなかなか見応えがありました。
大甕駅前近くでもう一度行列を眺めてから、行列に付いて久慈浜の町中を抜けて、久慈浜祭場へ。ぱっと見、相当な見物人が居るように思えたんですが、入ってみると敷地内は結構余裕があって、ゆっくり眺めることが出来ました。しかも、行列の出発後、本来は無い筈の「田楽舞」があると言うじゃないですか。これ、今日の水木会場に入れなかった人をこちらの久慈浜会場に振り分けたから、その「御詫び」に臨機応変的にやることにした…んでしょうかね? まぁ田楽舞と言っても第一段「四方固め」のうちの「太刀」「矛」の2つと、第四段「三鬼舞」というサブセットのみの演舞でしたけど。
全てのプログラムが終了しましたとの放送が流れ、皆揃って撤退開始。大体の人は車で来ていたようなんですが、私は水木浜から歩いてきたんで、再び久慈浜の町中方向へ戻ることに。戻る途中、作業用のトラックが町中に吊るされていた「金砂神社磯出大祭禮 久慈濱神幸」という旗を回収している場面に遭遇。恐らくはここ一週間ほどずっと町中にあっただろう旗が次々と回収されてごく普通の町並みに戻って行くのを見ていると、祭りの後の寂しさというものをしみじみと感じてしまいました。磯出大祭礼そのものはは月曜日まで続くけれど、この寂しさを感じてしまったからには、私にとっての「大祭礼」は今日が最後。誰にと言うのではなく、お疲れさま、ありがとうと言いたい気持ちでいっぱいです。
★久慈浜の町中にあった「千年湯」なる銭湯で白色のケロリン桶を発見。こんなの初めてみました。ケロリン桶ファンとしては是非とも手に入れたい一品<ホンマか? (^^;?
金砂神社磯出大祭礼-4「十二丁田弓弦神事」
2003年3月27日★昨日、一昨日と帰宅してすぐ寝てしまったんで、2日遅れの日記です(@3/29)。(^^;
★午後から休みを取って、金砂神社大祭礼「十二丁田んぼの弓弦の神事」を観に行く。日立電鉄・常陸岡田駅を降りると私と同じく「弓弦神事」を観に行こうとする人が数人。その人達と一緒に神事が行われるとおぼしき場所に来ると、東金砂神社の行列の到着予定時刻より2時間半も前なのに、既に何人もの人が待機してました。この「弓弦神事」、磯出大祭礼では「石名坂の榎」と並んで貴重な神事で、どちらも西・東金砂神社それぞれ1回しかやらない神事なので、見逃すと72年後までないんですね。「石名坂の榎」の方は72年間育てた榎の切り株に神輿を乗せるというもので、神輿の形こそ違えど、西か東のどちらかを観ておけば取り敢えずよさそうなものですが、「弓弦神事」の方は3日前の西金砂神社の行列では「やらなかった」そうなので、今日の東金砂神社の行列に否が応でも期待が集まるというもので。
待機している間に、回りの人々に話を聞く。郷土史をかなり研究している人も居て、その人曰く、西金砂神社が神事を取り止めたのはおかしいと。この神事は、「十二丁田んぼ」と呼ばれる場所に行列が差しかかった時に、真弓山に向かって武者が十二張の弓弦を鳴らして矢を射る真似をするというもので、西金砂神社曰く「(真弓山の)神様に矢を向ける訳にはいかない」とのこと。しかしながらこの神事、本来は金砂神社が真弓山の神を招くもので、弓を射るのは敵対ではなく、太陽と月に向かって祭りの加護を祈願する意味があるんだそうです。ただ、今の時代にそういう解説をしたところで分かって貰えない可能性の方が高いということで、東金砂の方もやらないんじゃないか?などと悲観的な予想がちらほら。
この真弓山と金砂神社との関係ですが、昔は東・西金砂神社と真弓神社が一緒に水木浜に向かっていたそうです。その頃は太田八幡から岡田十二丁を通って真弓に向かい、そこで田楽を奉納していたのだとか。今でも地名に残っているそうです。行列はその後、世矢、大森、丹奈と山側を経由して石名坂に向かっていたそうで。その頃の川中子付近は葦原だったそうな。この関係が変化したのが徳川の政権になってから。真弓神社は鹿島神社と縁が深いそうで、金砂神社と真弓神社の切り離しは佐竹氏のカラーを払拭するための徳川の宗教政策だったのだとか。この辺、詳細はよく分かりません。(^^;
郷土史研究家の話はまだ続いていて、常陸太田市・藤田祭場の話になる。ここは自主的に歓迎の幟を出すぐらい熱心なところで、伝統を守りつつ、女性参画など従来のしきたりだけに囚われない主張をしているそうで、マスコミが取り上げるならばそういう本質的な内容を取り上げてくれとのこと。祭りの本質を全く知ろうとせず、ただ絵的に派手なものばかりを表面的に放送するだけなら何の意味もないと。それ、私も大いにそう思います。
因みに昨日の水木浜での「汐汲みの神事」ですが、マスコミ連中の中でNHKのとある人間だけがたまたま気付いただけであとは反応も無かったのだとか。で、たまたま気付いたNHKが何をやったのかというと、『思いっきりサーチライトを点けた』んだそうで、祭事の方々に思い切り怒鳴られたそうです。そりゃそうでしょう。TBSの傍若無人な騒音ヘリもそうですけど、テレビ屋って自分たちの映像のためなら神事をぶち壊しにしてもいいと思ってるんでしょうかね? それとも自分たちにはその権利があると思い込んでる? もしそうなら…脳の検査した方がいいな。実際、「十二丁田んぼ」に集まった人々からも口々に「マスコミが鬱陶しい」という批判の声が...。個人的にはNHKと朝日新聞の態度が特に酷く感じましたが。
それはともかく、15時半過ぎに行列到着。てっきり小行列かと思っていたんですが、随分と人数が多い。青士や天狗、神猿に神社の宮司さん本人までもが行列に参加。天狗や神猿の面って、西金砂神社のものとは違うんですね。で、一番面白かったのは、神輿が改造トラクターの上に乗ってきたこと。勿論、要所要所では人手で担ぐんですが、西金砂神社のように人手で担ぐ個所以外で普通のトラックに乗せて搬送するよりは、ずっと行列に付いてきてくれる方が観ている方も面白い。
行列は神事予定場所を過ぎてどんどん先に進み、待っていた人々からは「やっぱりやらないのか?」という落胆の声が。とその時、急に宮司さんが神職の方々を引き連れてこちらに向かってくる。マスコミ連中も他人を押しのけて突進してくる(苦笑) 程なく、たった2張の弓とは言え、宮司さんから神職の方2名に手渡された弓を真弓山に向かって引く儀式が始まる。運がいいことに、私が居た場所のすぐ近くでやってくれたんでしっかり観ることが出来ました。
その後、行列を追い掛けて岡田祭場へ。見晴らしのいい田圃のなかの道を延々と行列を成す絵は実にいい。これだけ人工物が少なく見晴らしのいい場所は、この大祭礼の渡御経路の中で他にはないんじゃないでしょうか?
岡田祭場で神事を観た後、川中子を経由して大橋へ。途中、数十人の小行列になった行列を追い越し、行列を先行して大橋に向かう。歩くのは国道239号線なのだけれど、行列は歩道を歩くということになっているため通行規制は全く掛かっていない。この小さな行列でも一目観ようと国道沿いに待っている人々がかなり居て少々びっくり。予定よりも少し遅れ気味なせいか、日の暮れかけた国道をちょっと急ぎ気味に歩く行列を、その少し前をずっとキープして歩いていたんですが…道路沿いの何人もの方々に「ご苦労様です」と声を掛けられてしまいました。どう考えても私の格好では関係者には見えないと思うんですが…。(^^;
大橋地区に入ると、「送迎丁渡」の儀式があり、この辺りの大和田地区の氏子総代が歓迎の意を表した文面を読み上げ、ここより町境まで提灯にて先導いたします、とのこと。街灯も余りないような細い道を灯された提灯に先導されて祭りの行列は進む。沿道の方々はぽつぽつでしたが、町全体が一体となって行列を歓待しているという雰囲気に溢れているのを感じます。この一体感こそ「大祭礼」と呼ぶのに相応しい。勿論、田楽舞や神事も重要だけれども、こうやって地元も神社も共に歩んでいく心があればこそ、本来の「祭礼」の姿になり得るんですよ。私には信仰心というものはないけれど、こういう伝統が伝えている心を理解したいと思うし、理解する心を持ち続けて行きたいと思うんですね。マスコミ諸社が、それもほんの断片しか伝えていないような田楽舞や神事の派手なところだけを以て「大祭礼」なんか語れない。ちょうどこの辺りを歩いている時に、他所から来たらしきカメラマンが「(行列が)小さくてつまらない」なんて言ってましたが、それこそ失礼千万。なにかあると「どこそこと較べてどうこう」と言う比較論を知った顔をして出したがる輩がいますけど、そんなの何の意味もないんですよ。遠隔地から見に来た人々の中には「派手さ」だけを求めてきた人もかなり居て、すぐ「東京あたりだったら」なんて言葉を出したがるようですが、それは祭りというものの本質が分かっていない。祭りは派手ゆえに尊からず。
★午後から休みを取って、金砂神社大祭礼「十二丁田んぼの弓弦の神事」を観に行く。日立電鉄・常陸岡田駅を降りると私と同じく「弓弦神事」を観に行こうとする人が数人。その人達と一緒に神事が行われるとおぼしき場所に来ると、東金砂神社の行列の到着予定時刻より2時間半も前なのに、既に何人もの人が待機してました。この「弓弦神事」、磯出大祭礼では「石名坂の榎」と並んで貴重な神事で、どちらも西・東金砂神社それぞれ1回しかやらない神事なので、見逃すと72年後までないんですね。「石名坂の榎」の方は72年間育てた榎の切り株に神輿を乗せるというもので、神輿の形こそ違えど、西か東のどちらかを観ておけば取り敢えずよさそうなものですが、「弓弦神事」の方は3日前の西金砂神社の行列では「やらなかった」そうなので、今日の東金砂神社の行列に否が応でも期待が集まるというもので。
待機している間に、回りの人々に話を聞く。郷土史をかなり研究している人も居て、その人曰く、西金砂神社が神事を取り止めたのはおかしいと。この神事は、「十二丁田んぼ」と呼ばれる場所に行列が差しかかった時に、真弓山に向かって武者が十二張の弓弦を鳴らして矢を射る真似をするというもので、西金砂神社曰く「(真弓山の)神様に矢を向ける訳にはいかない」とのこと。しかしながらこの神事、本来は金砂神社が真弓山の神を招くもので、弓を射るのは敵対ではなく、太陽と月に向かって祭りの加護を祈願する意味があるんだそうです。ただ、今の時代にそういう解説をしたところで分かって貰えない可能性の方が高いということで、東金砂の方もやらないんじゃないか?などと悲観的な予想がちらほら。
この真弓山と金砂神社との関係ですが、昔は東・西金砂神社と真弓神社が一緒に水木浜に向かっていたそうです。その頃は太田八幡から岡田十二丁を通って真弓に向かい、そこで田楽を奉納していたのだとか。今でも地名に残っているそうです。行列はその後、世矢、大森、丹奈と山側を経由して石名坂に向かっていたそうで。その頃の川中子付近は葦原だったそうな。この関係が変化したのが徳川の政権になってから。真弓神社は鹿島神社と縁が深いそうで、金砂神社と真弓神社の切り離しは佐竹氏のカラーを払拭するための徳川の宗教政策だったのだとか。この辺、詳細はよく分かりません。(^^;
郷土史研究家の話はまだ続いていて、常陸太田市・藤田祭場の話になる。ここは自主的に歓迎の幟を出すぐらい熱心なところで、伝統を守りつつ、女性参画など従来のしきたりだけに囚われない主張をしているそうで、マスコミが取り上げるならばそういう本質的な内容を取り上げてくれとのこと。祭りの本質を全く知ろうとせず、ただ絵的に派手なものばかりを表面的に放送するだけなら何の意味もないと。それ、私も大いにそう思います。
因みに昨日の水木浜での「汐汲みの神事」ですが、マスコミ連中の中でNHKのとある人間だけがたまたま気付いただけであとは反応も無かったのだとか。で、たまたま気付いたNHKが何をやったのかというと、『思いっきりサーチライトを点けた』んだそうで、祭事の方々に思い切り怒鳴られたそうです。そりゃそうでしょう。TBSの傍若無人な騒音ヘリもそうですけど、テレビ屋って自分たちの映像のためなら神事をぶち壊しにしてもいいと思ってるんでしょうかね? それとも自分たちにはその権利があると思い込んでる? もしそうなら…脳の検査した方がいいな。実際、「十二丁田んぼ」に集まった人々からも口々に「マスコミが鬱陶しい」という批判の声が...。個人的にはNHKと朝日新聞の態度が特に酷く感じましたが。
それはともかく、15時半過ぎに行列到着。てっきり小行列かと思っていたんですが、随分と人数が多い。青士や天狗、神猿に神社の宮司さん本人までもが行列に参加。天狗や神猿の面って、西金砂神社のものとは違うんですね。で、一番面白かったのは、神輿が改造トラクターの上に乗ってきたこと。勿論、要所要所では人手で担ぐんですが、西金砂神社のように人手で担ぐ個所以外で普通のトラックに乗せて搬送するよりは、ずっと行列に付いてきてくれる方が観ている方も面白い。
行列は神事予定場所を過ぎてどんどん先に進み、待っていた人々からは「やっぱりやらないのか?」という落胆の声が。とその時、急に宮司さんが神職の方々を引き連れてこちらに向かってくる。マスコミ連中も他人を押しのけて突進してくる(苦笑) 程なく、たった2張の弓とは言え、宮司さんから神職の方2名に手渡された弓を真弓山に向かって引く儀式が始まる。運がいいことに、私が居た場所のすぐ近くでやってくれたんでしっかり観ることが出来ました。
その後、行列を追い掛けて岡田祭場へ。見晴らしのいい田圃のなかの道を延々と行列を成す絵は実にいい。これだけ人工物が少なく見晴らしのいい場所は、この大祭礼の渡御経路の中で他にはないんじゃないでしょうか?
岡田祭場で神事を観た後、川中子を経由して大橋へ。途中、数十人の小行列になった行列を追い越し、行列を先行して大橋に向かう。歩くのは国道239号線なのだけれど、行列は歩道を歩くということになっているため通行規制は全く掛かっていない。この小さな行列でも一目観ようと国道沿いに待っている人々がかなり居て少々びっくり。予定よりも少し遅れ気味なせいか、日の暮れかけた国道をちょっと急ぎ気味に歩く行列を、その少し前をずっとキープして歩いていたんですが…道路沿いの何人もの方々に「ご苦労様です」と声を掛けられてしまいました。どう考えても私の格好では関係者には見えないと思うんですが…。(^^;
大橋地区に入ると、「送迎丁渡」の儀式があり、この辺りの大和田地区の氏子総代が歓迎の意を表した文面を読み上げ、ここより町境まで提灯にて先導いたします、とのこと。街灯も余りないような細い道を灯された提灯に先導されて祭りの行列は進む。沿道の方々はぽつぽつでしたが、町全体が一体となって行列を歓待しているという雰囲気に溢れているのを感じます。この一体感こそ「大祭礼」と呼ぶのに相応しい。勿論、田楽舞や神事も重要だけれども、こうやって地元も神社も共に歩んでいく心があればこそ、本来の「祭礼」の姿になり得るんですよ。私には信仰心というものはないけれど、こういう伝統が伝えている心を理解したいと思うし、理解する心を持ち続けて行きたいと思うんですね。マスコミ諸社が、それもほんの断片しか伝えていないような田楽舞や神事の派手なところだけを以て「大祭礼」なんか語れない。ちょうどこの辺りを歩いている時に、他所から来たらしきカメラマンが「(行列が)小さくてつまらない」なんて言ってましたが、それこそ失礼千万。なにかあると「どこそこと較べてどうこう」と言う比較論を知った顔をして出したがる輩がいますけど、そんなの何の意味もないんですよ。遠隔地から見に来た人々の中には「派手さ」だけを求めてきた人もかなり居て、すぐ「東京あたりだったら」なんて言葉を出したがるようですが、それは祭りというものの本質が分かっていない。祭りは派手ゆえに尊からず。
Schuman NATURE
2003年3月26日★「Appleroom最低!」ということで、なんで私が(というか、Macコミュニティの殆どが)立腹しているのかというと↓
【アップルルームのSafari Seed問題まとめページ】
http://dempa.2ch.net/prj/page/appleroom/
をご覧ください。私は基本的に2ちゃんねるは好きではないんですが、今回ばかりはね。因みにスポンサー各社への「不買運動」にも賛同の予定。
★「マイコンBASICマガジン」休刊のお知らせ
http://www.basicmagazine.net/bm/pr030325.html
正直言ってちょっとショック・・・と言うよりも、まだ続いていたのかと感嘆する気持ちの方が強かったです。まだパソコンという呼び名が無かった時代、私自身も「マイコン少年」(古代精霊語)だった時代、メジャー誌と言えば「ベーマガ」と「I/O」でした。雑誌掲載の「ダンプリスト」や「プログラムリスト」を入力しながらあれこれやっていたのを思い出します。Macユーザーになってからは手に取ることも無くなってしまいましたけど、あの頃の「何かを作り出す喜び」は記憶の中に鮮烈に残っています。その感動をを思い返すためにも、Mac OS Xでプログラミング、ぐらいは始めてみようかな?
途中で目的意識を失わずにプログラミングが出来て、かつそんなに難易度が高くなさそうなものと言えば…やはり「香澄Clock for Mac OS X」でしょうか? (^^;;;
★何気にSpyro Gyraのページにアクセスしてみると、いつの間にかデザインがリニューアルされてました。7月にヨーロッパツアーだそうで、果たして8月に2年連続で日本を再訪してくれるかどうか…。で、メンバーの紹介ページなんかを改めて見ているうちに、Tom Schumanの新作「Schuman NATURE」を発見。US importのみの発売のようだから、一般店に注文しても入ってこないし、今回は止むなくamazonで注文。4/8発売だそうですから、なんぼ遅いAmazonでも4月中ぐらいには来るでしょう、たぶん(苦笑)
Spyro Gyra
http://www.spyrogyra.com/
★明日は午後からしごとを抜けて、常陸太田市岡田の「十二丁田弓弦神事」を見学に行きます。金砂神社磯出大祭礼もいよいよ後半へ。
【アップルルームのSafari Seed問題まとめページ】
http://dempa.2ch.net/prj/page/appleroom/
をご覧ください。私は基本的に2ちゃんねるは好きではないんですが、今回ばかりはね。因みにスポンサー各社への「不買運動」にも賛同の予定。
★「マイコンBASICマガジン」休刊のお知らせ
http://www.basicmagazine.net/bm/pr030325.html
正直言ってちょっとショック・・・と言うよりも、まだ続いていたのかと感嘆する気持ちの方が強かったです。まだパソコンという呼び名が無かった時代、私自身も「マイコン少年」(古代精霊語)だった時代、メジャー誌と言えば「ベーマガ」と「I/O」でした。雑誌掲載の「ダンプリスト」や「プログラムリスト」を入力しながらあれこれやっていたのを思い出します。Macユーザーになってからは手に取ることも無くなってしまいましたけど、あの頃の「何かを作り出す喜び」は記憶の中に鮮烈に残っています。その感動をを思い返すためにも、Mac OS Xでプログラミング、ぐらいは始めてみようかな?
途中で目的意識を失わずにプログラミングが出来て、かつそんなに難易度が高くなさそうなものと言えば…やはり「香澄Clock for Mac OS X」でしょうか? (^^;;;
★何気にSpyro Gyraのページにアクセスしてみると、いつの間にかデザインがリニューアルされてました。7月にヨーロッパツアーだそうで、果たして8月に2年連続で日本を再訪してくれるかどうか…。で、メンバーの紹介ページなんかを改めて見ているうちに、Tom Schumanの新作「Schuman NATURE」を発見。US importのみの発売のようだから、一般店に注文しても入ってこないし、今回は止むなくamazonで注文。4/8発売だそうですから、なんぼ遅いAmazonでも4月中ぐらいには来るでしょう、たぶん(苦笑)
Spyro Gyra
http://www.spyrogyra.com/
★明日は午後からしごとを抜けて、常陸太田市岡田の「十二丁田弓弦神事」を見学に行きます。金砂神社磯出大祭礼もいよいよ後半へ。
金砂神社磯出大祭礼-break
2003年3月25日★今日は一日中雨。こんな天候の時に「大田楽」の見物に行く気にはなれないから、仕方ないので仕事にいく<こら
それにしてもこんな天気じゃ「一本高足」(西金砂神社の田楽舞・第四段の演目で、棒に足を掛けて演舞場を跳ぶもの)なんて、大変だったのでは? 茨城県北部はこの時期毎年かなり気候が変動するんで、雨は予測して然るべきことではあったらしいんですが...それでもやっぱり大変ですよね。でもwebを覗いていたら、72年前の前回は「雷雨・暴風」にも見舞われたそうで、だからまぁそれよりはマシかと。
入手した情報に拠ると、今日の大祭礼の会場はJR常磐線・大甕駅近くと最も交通の便がいい場所だったせいか、悪天候にも係わらず「駅に人が入れないぐらいの大混雑」だったそうです。次の東金砂神社の大田楽は3/28の金曜日。翌日土曜日ともあって、今日を遥かに上回る人出が予想されているのだとか。行かれる予定の方、御覚悟の程を…って、私もそうか。(^^ゞ 因みに今朝の話では、7時過ぎには既に大混乱状態になっていたとの情報が... (^^;
★「ボウリング・フォー・コロンバイン」オスカー受賞 ブッシュ批判鋭く
http://www.cnn.co.jp/top/K2003032400563.html
これは爽快! 当のUSでこんな痛烈な批判が出ていると言うのに、「US政府ののイヌ」日本政府の更にそのイヌであるところの官憲が暴力沙汰。
http://www1.jca.apc.org/aml/200303/33087.html
話に聞く戦時中の言論統制を髣髴とさせるものがありますね。ところで政府のイヌ共、「公僕」と言う言葉、知ってる?
それにしてもこんな天気じゃ「一本高足」(西金砂神社の田楽舞・第四段の演目で、棒に足を掛けて演舞場を跳ぶもの)なんて、大変だったのでは? 茨城県北部はこの時期毎年かなり気候が変動するんで、雨は予測して然るべきことではあったらしいんですが...それでもやっぱり大変ですよね。でもwebを覗いていたら、72年前の前回は「雷雨・暴風」にも見舞われたそうで、だからまぁそれよりはマシかと。
入手した情報に拠ると、今日の大祭礼の会場はJR常磐線・大甕駅近くと最も交通の便がいい場所だったせいか、悪天候にも係わらず「駅に人が入れないぐらいの大混雑」だったそうです。次の東金砂神社の大田楽は3/28の金曜日。翌日土曜日ともあって、今日を遥かに上回る人出が予想されているのだとか。行かれる予定の方、御覚悟の程を…って、私もそうか。(^^ゞ 因みに今朝の話では、7時過ぎには既に大混乱状態になっていたとの情報が... (^^;
★「ボウリング・フォー・コロンバイン」オスカー受賞 ブッシュ批判鋭く
http://www.cnn.co.jp/top/K2003032400563.html
これは爽快! 当のUSでこんな痛烈な批判が出ていると言うのに、「US政府ののイヌ」日本政府の更にそのイヌであるところの官憲が暴力沙汰。
http://www1.jca.apc.org/aml/200303/33087.html
話に聞く戦時中の言論統制を髣髴とさせるものがありますね。ところで政府のイヌ共、「公僕」と言う言葉、知ってる?
金砂神社磯出大祭礼-3「石名坂の榎」
2003年3月24日★本日の大祭礼、メインイベントは2箇所あるんですが、流石に今日休みは取れなかったんで、2つめの「石名坂の榎」だけ見学に行ってきました。旧国道6号線脇に植えられていた榎木の切り株に神輿を置いて神事を行うというものなんですが、その狭い旧国道を埋め尽くすような人の波に反して、警備の甘いこと甘いこと。おかげで行列が完全に止まってしまって、身動きが取れなくなってしまったという結構悲惨な状況でした。私はというと、人の流れに押されて動いているうちに偶然にも件の切り株の方に押しやられてしまったので、ちょっと遠距離からですがしっかり写真は撮ってきました。しかしこの飛び交う怒号、とても神事とは思えない雰囲気ですね(笑)
今回の神事のために切り倒されてしまった72年前の榎から作ったプレートが一枚500円で販売されてました。行列が到着するまでの販売と言ってましたから、多分私が買ったのが最後かな? みんな財布のヒモが固くてまだまだ売れ残ってましたけど、行列は27日にもう一回来ますから。
榎と言えば、道路沿いに「第15回大祭礼の榎」という板も展示されてました。ををぅ、144年前の榎木ですか。でも植物で144年前というと、さして古く感じないんですが... (^^;
今回の神事のために切り倒されてしまった72年前の榎から作ったプレートが一枚500円で販売されてました。行列が到着するまでの販売と言ってましたから、多分私が買ったのが最後かな? みんな財布のヒモが固くてまだまだ売れ残ってましたけど、行列は27日にもう一回来ますから。
榎と言えば、道路沿いに「第15回大祭礼の榎」という板も展示されてました。ををぅ、144年前の榎木ですか。でも植物で144年前というと、さして古く感じないんですが... (^^;
金砂神社磯出大祭礼-2「西金砂神社田楽舞」
2003年3月23日★西金砂神社の田楽舞を観るために、水府村・和田祭場に行く。田楽舞の奉納は15時からなのだけれど、始発の臨時バスにのって7時半に行く。始まるまでには7時間半もあって、こんな酔狂なコトやる人間なんかいないなぁ…と思っていたら、既にシートを敷いて飲み食い団らんを始めている人々多数(笑)
田楽演舞場から少し空いて別の舞台があって、田楽舞の時刻までは別のイベントをやるという。そのイベントというのが、「那珂湊屋台囃保存会」「八朔ばやし笛師連」による唄やお囃子。厚塗りした芸妓衆の演奏は、でも意外と悪くない。それを聴きつつ7時間ほど。途中、12時頃に道路に出て松平まで歩いてみたんですが、沿道は凄まじいまでの人出でした。多分、水府村の人口の二桁ぐらい多い人間が押しかけていたんじゃないんでしょうか?
14時頃、大行列到着。行列が入ってくるのに30分近く掛かる。その後、田楽舞が始まるのかと思いきや、何とか市長だとか町長だとか区長だとか、下らない「来賓」連中のの名前読み上げに30分近くかかる。これには私だけでなく会場のほぼ全員がうんざりで、あちこちからブーイングが。そりゃそうだ。そもそも来賓紹介なんて古式に則ってないだろうに。
さて田楽舞。西金砂神社田楽舞の第一段は「四方固め(しほうがため)」。解説によると「頭に鳥烏帽子をかぶり、赤衣紫袴を着て、猿田彦の面を付け、大鉾を持って四方桝形に舞う」のだそうで、「力強く大地を踏みしめる動作と大鉾で四方を突く動作が特徴」とのこと。地固めの意味があるそうです。
続く第二段は「獅子舞」。「赤髪の大国主命(笑いの面)をかぶり、獅子を大鈴を振り和めて意のままにする舞で、武力を用いずに思いやりを以て国を統治することを表している」のだそうです。どこぞの国々の戦争狂共に聞かせてやりたいセリフですな。この獅子舞は田を耕すしぐさで「えんぶり」のしぐさによって田の良い霊力を祝う呪術なんだそうです。
第三段からは東金砂神社と内容が異なり、こちら西金砂神社の演目は「種子まき(たねまき)」。別名「蓮葉踊り」とも呼ばれ、「全身白衣装束を纏い、蓮の葉の笠をかぶって、二人がびんささら、二人が小鉾、一人が笏拍子を持ち、苗代の種子蒔きを表した五穀豊穰を祈る舞」だそうです。この舞の途中、舞台から籾種子が蒔かれるんですが、これを拾って苗代に蒔くと豊作となると言われていて、前方の人々は皆争って拾い集めてました。まぁそういう由来を知っていて集めていたのか、それとも「貰えるものなら夏でもストーブ」という感覚で集めていたのか、どちらなのかは知りませんが(ぉ
田楽舞の最後・第四段は「一本高足(いっぽんたかあし)」。「鬼の面をかぶり、腰に太刀をさし、紅白の布を巻き付け十字の形をした高足と羽団扇を持って舞う。国家統一達成を表した舞とされ、大地に眠っていた霊魂を呼び覚まして農作物が良く出来るよう大地の生命力を蘇らせる願いが込められている」とのこと。この「高足」で何回跳べるかがその年の豊作を占うことになるとの言い伝えがあるそうなんですが、僅か1回か2回しか跳んでくれなかったんで、写真に収めることも出来なかった次第。それにしても私の隣にいた重装備カメラなおっちゃん、「アンコール!」はないだろうに(笑) 見せ物じゃなくて神事なんですぞ、これ。まぁ信仰心の無い私がそんなことを言うのもナンですが。(^^;
田楽舞が終わったので速攻で撤退。というか、田楽舞の途中で帰る人がかなり居たんですが、この人達、何の為に長いこと待っていたのかと。 (^^;? それはともかく…元の心積もりでは行列を見ながら芦間(あしま)と下大門(しもおおかど)の祭典を見てから帰ろうと思っていたんですが、もはやこれ以上の混雑と待ち時間には耐えられない。帰ろうとバス乗り場まで向かっていくと、そこは物凄いまでの大行列。この行列、どうやら久米小学校までの無料シャトルバスだったらしく、公共交通機関たる常陸太田行きのバスは殆ど列を成してなかったようで。それでもバスは立ち客でいっぱいになるぐらいは乗ってましたが。私も座れなかったクチなんですが、和田から常陸太田だと20分弱なんてさしたる問題は無かったかと。
田楽演舞場から少し空いて別の舞台があって、田楽舞の時刻までは別のイベントをやるという。そのイベントというのが、「那珂湊屋台囃保存会」「八朔ばやし笛師連」による唄やお囃子。厚塗りした芸妓衆の演奏は、でも意外と悪くない。それを聴きつつ7時間ほど。途中、12時頃に道路に出て松平まで歩いてみたんですが、沿道は凄まじいまでの人出でした。多分、水府村の人口の二桁ぐらい多い人間が押しかけていたんじゃないんでしょうか?
14時頃、大行列到着。行列が入ってくるのに30分近く掛かる。その後、田楽舞が始まるのかと思いきや、何とか市長だとか町長だとか区長だとか、下らない「来賓」連中のの名前読み上げに30分近くかかる。これには私だけでなく会場のほぼ全員がうんざりで、あちこちからブーイングが。そりゃそうだ。そもそも来賓紹介なんて古式に則ってないだろうに。
さて田楽舞。西金砂神社田楽舞の第一段は「四方固め(しほうがため)」。解説によると「頭に鳥烏帽子をかぶり、赤衣紫袴を着て、猿田彦の面を付け、大鉾を持って四方桝形に舞う」のだそうで、「力強く大地を踏みしめる動作と大鉾で四方を突く動作が特徴」とのこと。地固めの意味があるそうです。
続く第二段は「獅子舞」。「赤髪の大国主命(笑いの面)をかぶり、獅子を大鈴を振り和めて意のままにする舞で、武力を用いずに思いやりを以て国を統治することを表している」のだそうです。どこぞの国々の戦争狂共に聞かせてやりたいセリフですな。この獅子舞は田を耕すしぐさで「えんぶり」のしぐさによって田の良い霊力を祝う呪術なんだそうです。
第三段からは東金砂神社と内容が異なり、こちら西金砂神社の演目は「種子まき(たねまき)」。別名「蓮葉踊り」とも呼ばれ、「全身白衣装束を纏い、蓮の葉の笠をかぶって、二人がびんささら、二人が小鉾、一人が笏拍子を持ち、苗代の種子蒔きを表した五穀豊穰を祈る舞」だそうです。この舞の途中、舞台から籾種子が蒔かれるんですが、これを拾って苗代に蒔くと豊作となると言われていて、前方の人々は皆争って拾い集めてました。まぁそういう由来を知っていて集めていたのか、それとも「貰えるものなら夏でもストーブ」という感覚で集めていたのか、どちらなのかは知りませんが(ぉ
田楽舞の最後・第四段は「一本高足(いっぽんたかあし)」。「鬼の面をかぶり、腰に太刀をさし、紅白の布を巻き付け十字の形をした高足と羽団扇を持って舞う。国家統一達成を表した舞とされ、大地に眠っていた霊魂を呼び覚まして農作物が良く出来るよう大地の生命力を蘇らせる願いが込められている」とのこと。この「高足」で何回跳べるかがその年の豊作を占うことになるとの言い伝えがあるそうなんですが、僅か1回か2回しか跳んでくれなかったんで、写真に収めることも出来なかった次第。それにしても私の隣にいた重装備カメラなおっちゃん、「アンコール!」はないだろうに(笑) 見せ物じゃなくて神事なんですぞ、これ。まぁ信仰心の無い私がそんなことを言うのもナンですが。(^^;
田楽舞が終わったので速攻で撤退。というか、田楽舞の途中で帰る人がかなり居たんですが、この人達、何の為に長いこと待っていたのかと。 (^^;? それはともかく…元の心積もりでは行列を見ながら芦間(あしま)と下大門(しもおおかど)の祭典を見てから帰ろうと思っていたんですが、もはやこれ以上の混雑と待ち時間には耐えられない。帰ろうとバス乗り場まで向かっていくと、そこは物凄いまでの大行列。この行列、どうやら久米小学校までの無料シャトルバスだったらしく、公共交通機関たる常陸太田行きのバスは殆ど列を成してなかったようで。それでもバスは立ち客でいっぱいになるぐらいは乗ってましたが。私も座れなかったクチなんですが、和田から常陸太田だと20分弱なんてさしたる問題は無かったかと。
金砂神社磯出大祭礼-1「西金砂神社行列出御」
2003年3月22日★予定通り「金砂神社磯出大祭礼」の幕開けを見るべく、西金砂神社〜天下野を歩いてきました。
JR水郡線・常陸太田駅を7:12に出るバスに乗って1時間弱の上宮高橋で下車。そこから林道のような道を5km程上るとそこが西金砂神社。神社の本殿などは更に山の上にあるんですが、警察が警備を固めていて登ることさえ出来ない。神社下の広場に昔の装束で固めた人々が数百人いて、見物人はその3倍ぐらいいて、なかなか大変な状況。
結局、本殿から神輿が降りてきたのが10時半、500人の大行列が出発したのが12時。行列の大半は登山道のような小道を下るんですが、恐らくこの小道が全行程の中で唯一の「狭い山道」。この山道があるが為に小神輿を別に設えているぐらい。予定通り小神輿を追って山道を降りたんですが、大体300人ぐらいが付いて行ってましたかね。
山道を降りた天下野の集落は、凄まじい密度の人間が。山の上は車で行けないけれど、降りてきた神輿を見る分には車で行ける集落だからということでしょうか。推定数万の観衆でしたか。あまりの人間の多さに気持ち悪くなったんで、次のバスで帰ることにしたんですが、これが30分以上の遅れ。しかも積み残しが出るぐらいの大混雑さで、私は幸い座れたからいいものの、これはたまらない。こんな状態では「公共交通機関を使ってください」と言っても説得力ないんじゃないでしょうか?
JR水郡線・常陸太田駅を7:12に出るバスに乗って1時間弱の上宮高橋で下車。そこから林道のような道を5km程上るとそこが西金砂神社。神社の本殿などは更に山の上にあるんですが、警察が警備を固めていて登ることさえ出来ない。神社下の広場に昔の装束で固めた人々が数百人いて、見物人はその3倍ぐらいいて、なかなか大変な状況。
結局、本殿から神輿が降りてきたのが10時半、500人の大行列が出発したのが12時。行列の大半は登山道のような小道を下るんですが、恐らくこの小道が全行程の中で唯一の「狭い山道」。この山道があるが為に小神輿を別に設えているぐらい。予定通り小神輿を追って山道を降りたんですが、大体300人ぐらいが付いて行ってましたかね。
山道を降りた天下野の集落は、凄まじい密度の人間が。山の上は車で行けないけれど、降りてきた神輿を見る分には車で行ける集落だからということでしょうか。推定数万の観衆でしたか。あまりの人間の多さに気持ち悪くなったんで、次のバスで帰ることにしたんですが、これが30分以上の遅れ。しかも積み残しが出るぐらいの大混雑さで、私は幸い座れたからいいものの、これはたまらない。こんな状態では「公共交通機関を使ってください」と言っても説得力ないんじゃないでしょうか?
Pre・金砂神社磯出大祭礼
2003年3月21日★明日から始まる「金砂神社磯出大祭礼」ですが、初日はもともと行く予定ではなかったんですが、なんとなく「オープニング」を見たくなったんで、茨城交通に問い合わせてみました。茨城交通では今回の大祭礼に合わせてバスを増便する予定なんだそうですが、それは主に明後日の大田楽が始まる辺りからの話で、明日は増便は無いらしいです。それでも一応、西金砂神社に行く手はあって、常陸太田駅前712の上宮田代行きに乗って終点の2つ手前・上宮高橋で降り、そこから5kmの舗装林道を登っていけばいい。でも私なんかみたいな山歩き好きにとっては大した距離でも高度差でもないんですけど、極く普通の人々がこの5kmの登りをどう感じるかというと...
★あと、明日の大祭礼の行列は、細い山道を伝って下の集落に降りて行くようになってるんですが、この集落からのバスの時刻も押さえておきました。ま、多分乗り遅れるようなことはないとは思いますが...17時頃が最終バスとはなかなか凄い。
★水商売ウォッチング
http://wwwacty.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~atom11/wwatch/intro.html
…世の中「トンデモ商品」って数多いんですね。というか、単に消費者がアホウなだけでは?(ぉぃ
★あと、明日の大祭礼の行列は、細い山道を伝って下の集落に降りて行くようになってるんですが、この集落からのバスの時刻も押さえておきました。ま、多分乗り遅れるようなことはないとは思いますが...17時頃が最終バスとはなかなか凄い。
★水商売ウォッチング
http://wwwacty.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~atom11/wwatch/intro.html
…世の中「トンデモ商品」って数多いんですね。というか、単に消費者がアホウなだけでは?(ぉぃ
アレルゲン検査
2003年3月20日先週、内科医で採血によるアレルゲン検査をやってもらったんですが、その結果が今日来てました。検査項目は幾つもあって、どうやって正規化しているのか分からないんですが、要するに全項目に対して陰性/疑陽性の境界値が0.35UA/mLと一律に決まっているんだそうです。で、私の場合は「スギ」だけが2.49と高く、クラス2のスギ花粉症という判定結果。ただ、ここで言うクラスと症状の強さは別物らしいんで、なかなか難しいですね。
因みに他の検査項目はというと、「ハウスダスト1」「ヤケヒョウヒダニ」「カモガヤ」「カンジダ」「ブタクサ」「ヨモギ」「ネコヒセツ」「イヌヒセツ」「ヒノキ」「ガ」「カビ」。名称だけ見てもなんのことやら?というのがあったんで、アレルギー関係の情報をWebで調べてみました。まず「ヤケヒョウダニ」ですが、「チリダニ科に属し、世界中に分布する室内塵のダニ」だそうで、「カンジダ」はカビの一種である「真菌」のこと。「カモガヤ」は「イネ科カモガヤ属の多年草」で、別名「オーチャードグラス」。オーチャードグラスと言えば、北海道・釧網本線・川湯温泉駅の駅舎を利用した喫茶店の名称でもあったりします。
で、ここまではまぁ大体は分かったんですが、かなり悩んだのがその後に続いている「ネコヒセツ」と「イヌヒセツ」。試しに「ヒセツ」で調べてみると、「飛節」という漢字で馬や兎、猫をサンプルに「人間で言うところの『足首』に相当する」なんて書いてある。しかも別のサイトではネコヒセツ、イヌヒセツは「吸入系アレルギー」と書いてある。どう考えても犬や猫の足首を吸入する訳はないんで、悩みつつ調べを続けていたんですが、漸く判明。「飛節」じゃなくて「皮屑」が正しい漢字なんですね。成程、ネコやイヌの皮の屑を吸入することによるアレルギーってことですか。
★USによるイラクへの「一方的な戦争」、始まってしまいました。2003/03/20は間違いなく世界史に残る日です。US国内を含む世界中の大多数の人間が否定したにもかかわらず、たまたま愚者が権力を持ったせいで愚挙が実行された、そんな日です。でもそれでも私は絶望しない。愚な政治屋が愚挙を続けても絶望だけはしない。
★イラク開戦:米大使館前の抗議市民を警官が排除
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200303/20/20030320k0000e040100001c.html
流石は政府のイヌ。やることが違うね。日本軍国主義へまた一歩ってとこでしょうか。政府の方針に従わない者は暴力を以って排除するというこの態度、まさにブッシュがやっているコトと同じ。あ、同じ暴力主義同士だから「政府レベルで同盟国」になれるのか(嘲)
因みに他の検査項目はというと、「ハウスダスト1」「ヤケヒョウヒダニ」「カモガヤ」「カンジダ」「ブタクサ」「ヨモギ」「ネコヒセツ」「イヌヒセツ」「ヒノキ」「ガ」「カビ」。名称だけ見てもなんのことやら?というのがあったんで、アレルギー関係の情報をWebで調べてみました。まず「ヤケヒョウダニ」ですが、「チリダニ科に属し、世界中に分布する室内塵のダニ」だそうで、「カンジダ」はカビの一種である「真菌」のこと。「カモガヤ」は「イネ科カモガヤ属の多年草」で、別名「オーチャードグラス」。オーチャードグラスと言えば、北海道・釧網本線・川湯温泉駅の駅舎を利用した喫茶店の名称でもあったりします。
で、ここまではまぁ大体は分かったんですが、かなり悩んだのがその後に続いている「ネコヒセツ」と「イヌヒセツ」。試しに「ヒセツ」で調べてみると、「飛節」という漢字で馬や兎、猫をサンプルに「人間で言うところの『足首』に相当する」なんて書いてある。しかも別のサイトではネコヒセツ、イヌヒセツは「吸入系アレルギー」と書いてある。どう考えても犬や猫の足首を吸入する訳はないんで、悩みつつ調べを続けていたんですが、漸く判明。「飛節」じゃなくて「皮屑」が正しい漢字なんですね。成程、ネコやイヌの皮の屑を吸入することによるアレルギーってことですか。
★USによるイラクへの「一方的な戦争」、始まってしまいました。2003/03/20は間違いなく世界史に残る日です。US国内を含む世界中の大多数の人間が否定したにもかかわらず、たまたま愚者が権力を持ったせいで愚挙が実行された、そんな日です。でもそれでも私は絶望しない。愚な政治屋が愚挙を続けても絶望だけはしない。
★イラク開戦:米大使館前の抗議市民を警官が排除
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200303/20/20030320k0000e040100001c.html
流石は政府のイヌ。やることが違うね。日本軍国主義へまた一歩ってとこでしょうか。政府の方針に従わない者は暴力を以って排除するというこの態度、まさにブッシュがやっているコトと同じ。あ、同じ暴力主義同士だから「政府レベルで同盟国」になれるのか(嘲)
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瀬戸大橋開通15周年
2003年3月19日★瀬戸大橋開通15周年 記念行事について
http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/03-03-11/01_a.htm
4/10に記念式典やられても流石に行けないぞ。それより個人的には「瀬戸大橋トロッコと瀬戸大橋塔頂体験ツアー」の方に惹かれてたり。しかしなぁ…流石にこの時期に高松まで帰るのは予算的にちょっと厳しいなぁ(汗)
★この前の土曜日に野辺地で買った御菓子「なんだべ」を食す。ふむ…確かに言われないとこれが「長芋の甘納豆」とは想像もつかないな。北海道・ナイタイ高原で買った馬鈴薯の甘納豆よりも更にインパクト強し。
★同じく八戸「ル・スゥブラン」のフルーツマシュマロを封印解除。こ、これは美味しい。クッキーやチョコ、ケーキ類も美味しかったけれど、このマシュマロは素晴らしくいい感じ。でも、店頭でマシュマロの単品なんて売ってたかなぁ... (?o?)
★世論を故意に無視してエゴで暴政を敷くコイズミ。テロリストよ、狙うならあの阿呆とその取り巻きを狙え。善良な市民を巻き込むような大量無差別テロはやめろ。それともコイズミ君よ、ブッシュに倣って9・11ばりに自作自演で自国民を大量殺戮してみるか?
★というか、日本政府の連中って生かしておいても何の益も無いと思いませんか? 思いますよね? 少なくとも私はそう思います。まぁ「益も無い」というのは別に今回の狂った独断だけから言っているんじゃなくて、この連中、随分前から国民を無視した暴政を重ねてますからね。でもなんぼ自民ダメダメと言っても世の中変わらないんですよね、日本の場合。やっぱり日本人の国民性って根本的に破壊的なのかも。だからこそ大日本帝国なんてのが存在した訳だし、今のその二の舞に近づきつつあるような気がしてならないし。今後「日本を捨てる」ことも念頭に置いてこれから生きていかないといけないのかも。
http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/03-03-11/01_a.htm
4/10に記念式典やられても流石に行けないぞ。それより個人的には「瀬戸大橋トロッコと瀬戸大橋塔頂体験ツアー」の方に惹かれてたり。しかしなぁ…流石にこの時期に高松まで帰るのは予算的にちょっと厳しいなぁ(汗)
★この前の土曜日に野辺地で買った御菓子「なんだべ」を食す。ふむ…確かに言われないとこれが「長芋の甘納豆」とは想像もつかないな。北海道・ナイタイ高原で買った馬鈴薯の甘納豆よりも更にインパクト強し。
★同じく八戸「ル・スゥブラン」のフルーツマシュマロを封印解除。こ、これは美味しい。クッキーやチョコ、ケーキ類も美味しかったけれど、このマシュマロは素晴らしくいい感じ。でも、店頭でマシュマロの単品なんて売ってたかなぁ... (?o?)
★世論を故意に無視してエゴで暴政を敷くコイズミ。テロリストよ、狙うならあの阿呆とその取り巻きを狙え。善良な市民を巻き込むような大量無差別テロはやめろ。それともコイズミ君よ、ブッシュに倣って9・11ばりに自作自演で自国民を大量殺戮してみるか?
★というか、日本政府の連中って生かしておいても何の益も無いと思いませんか? 思いますよね? 少なくとも私はそう思います。まぁ「益も無い」というのは別に今回の狂った独断だけから言っているんじゃなくて、この連中、随分前から国民を無視した暴政を重ねてますからね。でもなんぼ自民ダメダメと言っても世の中変わらないんですよね、日本の場合。やっぱり日本人の国民性って根本的に破壊的なのかも。だからこそ大日本帝国なんてのが存在した訳だし、今のその二の舞に近づきつつあるような気がしてならないし。今後「日本を捨てる」ことも念頭に置いてこれから生きていかないといけないのかも。
署名運動
2003年3月18日★ブッシュの意見がUS国民の総意とは違う以上に、コイズミや川口外相、イシハラ辺りのヤクザ者の意見は日本国民の総意からは大きく外れてる。なのにこんな愚者を引きずり下ろすことさえ出来ないのは、やはり大多数の日本人が同じく愚者だから、と理解してもいいんでしょうかね? でも私はどんな時にもどんなことにも絶望だけはしない。絶望すれば「ウツロ」(by 「ユメノ街/柊あおい)と同じになってしまうから。
そんな訳で遅ればせながら「米国のイラク戦争への日本政府の支持撤回の意見申し入れ」に署名して来ました。何を言おうが政府の愚犬共は耳を貸そうともしないだろうとは思うんですが、何も行動しないと自分の気持ちが収まり付かないので。
http://www.eforum.jp/shihou/iken-moushiire1.html
★研究室のお土産に博多・明月堂の「博多っ子」なるパイをいただきました。これがまたなかなか面白くて、何が面白いって、原材料名が「小麦粉、バター、砂糖、明太子、酒、一味、麺つゆ、醤油、ミリン」だそうで。明太子ぐらいじゃ今更驚かないけれど、「麺つゆ」ってのはちょっとなかろうかと(笑)
★昨日買った「普通の南部煎餅」を齧りながらふと思ったこと。煮込み専用の「おつゆせんべい」って水分含有量だけじゃなく、厚みも違うんですね。要するに厚ぼったくて湿っぽいのが特徴なのかな? だからこそ煮崩れないのではあるのだけれど。
★「日常会話で使う天空の城ラピュタ」
http://www.geocities.co.jp/Berkeley/2477/i_laputa.html
…かなりウケてしまったんですが。(^^; 因みに私は「ラピュタ」の大ファンです。
そんな訳で遅ればせながら「米国のイラク戦争への日本政府の支持撤回の意見申し入れ」に署名して来ました。何を言おうが政府の愚犬共は耳を貸そうともしないだろうとは思うんですが、何も行動しないと自分の気持ちが収まり付かないので。
http://www.eforum.jp/shihou/iken-moushiire1.html
★研究室のお土産に博多・明月堂の「博多っ子」なるパイをいただきました。これがまたなかなか面白くて、何が面白いって、原材料名が「小麦粉、バター、砂糖、明太子、酒、一味、麺つゆ、醤油、ミリン」だそうで。明太子ぐらいじゃ今更驚かないけれど、「麺つゆ」ってのはちょっとなかろうかと(笑)
★昨日買った「普通の南部煎餅」を齧りながらふと思ったこと。煮込み専用の「おつゆせんべい」って水分含有量だけじゃなく、厚みも違うんですね。要するに厚ぼったくて湿っぽいのが特徴なのかな? だからこそ煮崩れないのではあるのだけれど。
★「日常会話で使う天空の城ラピュタ」
http://www.geocities.co.jp/Berkeley/2477/i_laputa.html
…かなりウケてしまったんですが。(^^; 因みに私は「ラピュタ」の大ファンです。
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おつゆせんべい
2003年3月17日★昨日買ってきた、煮込み専用の南部煎餅「おつゆせんべい」ミニレポート。朝食、夕食共に味噌汁を作成し、どちらにも「おつゆせんべい」を入れて煮込んでみました。八戸流のキノコと鶏の出汁で野菜とせんべいを煮る「せんべい汁」もいいけれど、味噌汁の具としても最適かと。因みにこの「おつゆせんべい」、普通の南部煎餅のようにカラカラに乾燥しておらず、そのまま食べるとちょっと湿気た感じ。多分、水分の無い普通の南部煎餅だと、煮込むと溶けてしまうんでしょうね。言うなれば、乾燥麩と(半)生麩の関係みたいなもの?
しかし、こんなに美味しいのならもっと大量に買い込んでくれば良かったな。取り寄せる手は無いものかと思ったのだけれど、もしかして青森のアンテナショップに行けば置いてあるのかな?などと思ってみたり。
★という訳で、昨日、一昨日の旅日記「八戸うみねこ紀行」、Blog版を書き上げました。これ以外にも書いてないことは沢山あるのだけれど、それは自分専用のスーパーセット版日記に記しておいて適宜ネタにしようかと(笑)
★『ブラウザー「NCSA Mosaic」のブレイクから10周年』
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0317/mosaic.htm
私がMosaicを使い始めたのはこの半年後ぐらいからでしょうか。Xのソースをコンパイルしたり、Mac版Mosaicの日本語を通すためにdelegateを立ち上げたりと色々な技が必要で、でもそれがとても楽しかったのを覚えています。パソコンそのものもそうだけれど、黎明期は何かを作り出す喜びがありましたよね。と、ちょっと昔を懐かしんでみました。(^^;
しかし、こんなに美味しいのならもっと大量に買い込んでくれば良かったな。取り寄せる手は無いものかと思ったのだけれど、もしかして青森のアンテナショップに行けば置いてあるのかな?などと思ってみたり。
★という訳で、昨日、一昨日の旅日記「八戸うみねこ紀行」、Blog版を書き上げました。これ以外にも書いてないことは沢山あるのだけれど、それは自分専用のスーパーセット版日記に記しておいて適宜ネタにしようかと(笑)
★『ブラウザー「NCSA Mosaic」のブレイクから10周年』
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0317/mosaic.htm
私がMosaicを使い始めたのはこの半年後ぐらいからでしょうか。Xのソースをコンパイルしたり、Mac版Mosaicの日本語を通すためにdelegateを立ち上げたりと色々な技が必要で、でもそれがとても楽しかったのを覚えています。パソコンそのものもそうだけれど、黎明期は何かを作り出す喜びがありましたよね。と、ちょっと昔を懐かしんでみました。(^^;
八戸うみねこ紀行 part II
2003年3月16日「八戸うみねこ紀行」2日目。
5時半に起き、八戸線の2番列車で鮫に向かう。途中の陸奥湊駅に「日曜新鮮市」の幟がひらひらしている。ちょっと寄ってみてもいいかな?などと思う間も無く、列車はすぐに発車。早朝の列車は放浪者の気迷いを待ってくれない。列車はそのままゆるゆると走り、6:03、鮫に到着。驚いたことに八戸線ではまだタブレットを使っているらしい。タブレット交換のシーンを写真に収めようとしたのだけれど、またしてもDiMAGE 7iのシャッターが落ちずに撮り損なう。つくづく肝心なところで使えないカメラだと思う。
鮫駅から歩いて10分足らずで、ウミネコ繁殖地で知られる蕪島へ。八戸周辺では恐らく最も有名な観光地であり、それゆえに本来の島の姿を知ろうと思えば観光客の来ない早朝しかないだろうと思ってこの時間に来てみたのだけれど、これが大正解。予想通り周辺には釣り客の車ぐらいしか停まっておらず、ひと気が殆ど無い。ひと気は無いのだけれど、対するウミネコは恐ろしい程の数で、1対数万という圧倒的な数の差を身を以って感じる。僅か数十センチ間隔で島中をウミネコが埋め尽くしている様は、鳥恐怖症の人ならば即刻卒倒しそうな迫力。ここではウミネコが主で人間は従。あなたがたの繁殖地にちょっとお邪魔させていただきますよ、という感じでこっそりとウミネコの聖域に入らせていただく。こちらが近づいても物怖じもしないヤツも中には居て、結構神経が太いもんだなと少しく感心。
蕪島を発ち、県道1号・八戸階上線を南下する。県道1号線というからには高規格道路を想像していたのだけれど、これが結構細い上に交通量もそこそこあって、なかなか歩きにくい。車のほうも歩行者の存在が前提に入っていないような運転をしてくるし、歩く方はなかなか気を使う。暫く進んで右手の白亜の鮫角灯台が見えてくると程無く葦毛崎展望台へ。太平洋をぐるりと見渡せるこの岬、眺望が実に素晴らしい。その眺望ゆえか太平洋戦争では日本軍が砲台を設けたこともあったらしい。ここは種差海岸遊歩道の入口でもあり、ここから約5.2kmに渡って遊歩道が整備されている。昨日、八戸観光協会で聞いた話では残雪が凄くてとても歩けないということだったのだけれど、実際に見てみると積雪はそれほど酷くも無い。エスケープルートとして県道1号線は確保出来ているのだし、行けるところまで行ってみようと遊歩道に足を踏み入れる。海岸沿いの岩場の間に設けられた遊歩道は、積雪や凍結の箇所も数多くあったけれど、特に歩けない程のことも無し。この遊歩道は県道と違ってずっと海岸線を辿っていくので、種差海岸をフルに満喫出来るのがいい。無論、県道の所々に駐車スペースがあって、所々から景色を眺めることは出来なくもないけれど、それではとてもこの海岸の魅力は分からない。この遊歩道、距離も然程でも無いし、アップダウンも殆ど無いし、ゆっくり散策しても2時間も掛からない訳であって、是非とも歩いてみていただきたい。
波のうねりや風を感じながら、誰もいない散策路を歩く。夏ならば混雑するだろう海水浴場や、網の手入れに余念が無い小さな漁港を2つも抜けたりする。見事な松林が続く「淀の松原」、そして松の木々の間から顔を覗かせる白いモニュメントのような海鵜の繁殖地・白岩(しろいわ)。奇岩が続く海岸線に沿う松林を抜けると、突然眼前に種差天然芝生地のだだっ広い空間が一気に広がる。陰から陽への突然の転換。生憎、芝生地の殆どは雪で覆われていて、寝転がってのんびりとはいかなかったのが少々残念。地元の子供が斜面を使って橇遊びに興じていたのが微笑ましい。
八戸線の種差海岸まではすぐなのだけれど、このまま駅に向かっても列車は上りも下りもまだまだ来ない。そこで県道沿いにもう一駅分歩いてみることに。途中、高岩展望台なる景勝地があるのだけれど、ここからの眺望は残念ながら葦毛崎展望台には遠く及ばない。車も地元のものばかりになって、展望台があっても誰も上ってこない。八戸線の大久喜から大蛇まで下り列車に乗り、暫く待って上りの八戸行きで折り返す。車内は如何にもな鉄道ファンがかなりを占めていて、ちょっと独特な雰囲気になっている。昔の自分もこんな感じだったのかな?などと思ってみたりもする。
本八戸で降り、市内中心部の三日町まで歩いて3系統舘花下(たてはなした)経由旭ヶ丘営業所行きのバスに乗り、3つ目の市民センター前で降りる。お目当ては青森で1・2というレベルを誇ると言われる洋菓子店「ル・スゥブラン」。洒落た明るい内装の店内には美味しそうなケーキが沢山。この店自慢の「たまごロール」に焼き菓子数点を押さえてから、店内の喫茶エリアで一休み。紅茶はダージリン・オカイティ農園のものがポットサービスで650円。ケーキ1品とセットにすると900円なのでタルト・フレーズを選ぶ。加えて半熟プリンもいただく。甘さは少々強めのちょっぴりヨーロッパ仕様だけれど、これはなかなかハイレベルではないかと。八戸中心街からはちょっと離れていて、車がないとちょっと行くのは大変ではあるけれど、機会があれば是非。後でいただいた「たまごロール」は確かに絶品だったかと。
偶然来た本八戸行きのバスに乗り、JRで八戸に向かう。この列車はデッキまで満席で、恐らくその殆どが「JR東日本パス」利用者ではなかったか。八戸到着は3分遅れの14:47。大急ぎでユートリーまで走り、「おつゆせんべい」2袋をすぐさまレジに持っていって、再び新幹線ホームに走る。私にしては珍しく「走った」おかげで、予定していた14:55発「はやて20号」の発車3分前には乗り込みに成功。息をつく間も無く列車は八戸駅を滑るように出発。今回の乗り継ぎは流石に少々際疾かったかも知れない。
盛岡で一旦降りて、駅前の「ぴょんぴょん舎」で盛岡冷麺(特辛)と古代米石焼ビビンパをいただく。この店は随分前からのお気に入りで、盛岡で乗換時間の余裕があれば必ず寄っている。今日も美味しくいただいて、十二分に満足気分。駅に戻って土産物店を冷やかしていると、岩手の酒類を専門に売る店があって、日本酒は勿論、地ビールも各種取り揃えている。遠野麦酒「クリスタル・ヴァイツェン」、平庭高原麦酒「ペールエール」に加えてお気に入りのいわて蔵麦酒「レッドエール」の計3本を購入。
盛岡からの「Maxやまびこ64号」も満席状態。車両の多い新幹線がこれでは、仙台から乗り継ぐ常磐線特急の混雑さ加減が気になるところ。仙台駅では20分弱の乗換時間しか無く、ここでも走ったのだけれど、ホームには既にかなりの長蛇の列が。ここでも辛くも席を押さえることに成功はしたのだけれど、この列車がここまで混んでいるのを見るのは初めてかと。混んでいるのも道理、仙台から東京へ向かう新幹線が軒並み凄まじい乗車率になっているので、時間が掛かってもいいから上野まで乗っていこうという「JR東日本パス」利用者がかなりいた為らしい。
最寄駅に着くと激しい雨が。今回の旅は好天には恵まれなかったけれど、少なくとも旅の途中、雨に見舞われなかったことだけは幸いだったかと思う。
5時半に起き、八戸線の2番列車で鮫に向かう。途中の陸奥湊駅に「日曜新鮮市」の幟がひらひらしている。ちょっと寄ってみてもいいかな?などと思う間も無く、列車はすぐに発車。早朝の列車は放浪者の気迷いを待ってくれない。列車はそのままゆるゆると走り、6:03、鮫に到着。驚いたことに八戸線ではまだタブレットを使っているらしい。タブレット交換のシーンを写真に収めようとしたのだけれど、またしてもDiMAGE 7iのシャッターが落ちずに撮り損なう。つくづく肝心なところで使えないカメラだと思う。
鮫駅から歩いて10分足らずで、ウミネコ繁殖地で知られる蕪島へ。八戸周辺では恐らく最も有名な観光地であり、それゆえに本来の島の姿を知ろうと思えば観光客の来ない早朝しかないだろうと思ってこの時間に来てみたのだけれど、これが大正解。予想通り周辺には釣り客の車ぐらいしか停まっておらず、ひと気が殆ど無い。ひと気は無いのだけれど、対するウミネコは恐ろしい程の数で、1対数万という圧倒的な数の差を身を以って感じる。僅か数十センチ間隔で島中をウミネコが埋め尽くしている様は、鳥恐怖症の人ならば即刻卒倒しそうな迫力。ここではウミネコが主で人間は従。あなたがたの繁殖地にちょっとお邪魔させていただきますよ、という感じでこっそりとウミネコの聖域に入らせていただく。こちらが近づいても物怖じもしないヤツも中には居て、結構神経が太いもんだなと少しく感心。
蕪島を発ち、県道1号・八戸階上線を南下する。県道1号線というからには高規格道路を想像していたのだけれど、これが結構細い上に交通量もそこそこあって、なかなか歩きにくい。車のほうも歩行者の存在が前提に入っていないような運転をしてくるし、歩く方はなかなか気を使う。暫く進んで右手の白亜の鮫角灯台が見えてくると程無く葦毛崎展望台へ。太平洋をぐるりと見渡せるこの岬、眺望が実に素晴らしい。その眺望ゆえか太平洋戦争では日本軍が砲台を設けたこともあったらしい。ここは種差海岸遊歩道の入口でもあり、ここから約5.2kmに渡って遊歩道が整備されている。昨日、八戸観光協会で聞いた話では残雪が凄くてとても歩けないということだったのだけれど、実際に見てみると積雪はそれほど酷くも無い。エスケープルートとして県道1号線は確保出来ているのだし、行けるところまで行ってみようと遊歩道に足を踏み入れる。海岸沿いの岩場の間に設けられた遊歩道は、積雪や凍結の箇所も数多くあったけれど、特に歩けない程のことも無し。この遊歩道は県道と違ってずっと海岸線を辿っていくので、種差海岸をフルに満喫出来るのがいい。無論、県道の所々に駐車スペースがあって、所々から景色を眺めることは出来なくもないけれど、それではとてもこの海岸の魅力は分からない。この遊歩道、距離も然程でも無いし、アップダウンも殆ど無いし、ゆっくり散策しても2時間も掛からない訳であって、是非とも歩いてみていただきたい。
波のうねりや風を感じながら、誰もいない散策路を歩く。夏ならば混雑するだろう海水浴場や、網の手入れに余念が無い小さな漁港を2つも抜けたりする。見事な松林が続く「淀の松原」、そして松の木々の間から顔を覗かせる白いモニュメントのような海鵜の繁殖地・白岩(しろいわ)。奇岩が続く海岸線に沿う松林を抜けると、突然眼前に種差天然芝生地のだだっ広い空間が一気に広がる。陰から陽への突然の転換。生憎、芝生地の殆どは雪で覆われていて、寝転がってのんびりとはいかなかったのが少々残念。地元の子供が斜面を使って橇遊びに興じていたのが微笑ましい。
八戸線の種差海岸まではすぐなのだけれど、このまま駅に向かっても列車は上りも下りもまだまだ来ない。そこで県道沿いにもう一駅分歩いてみることに。途中、高岩展望台なる景勝地があるのだけれど、ここからの眺望は残念ながら葦毛崎展望台には遠く及ばない。車も地元のものばかりになって、展望台があっても誰も上ってこない。八戸線の大久喜から大蛇まで下り列車に乗り、暫く待って上りの八戸行きで折り返す。車内は如何にもな鉄道ファンがかなりを占めていて、ちょっと独特な雰囲気になっている。昔の自分もこんな感じだったのかな?などと思ってみたりもする。
本八戸で降り、市内中心部の三日町まで歩いて3系統舘花下(たてはなした)経由旭ヶ丘営業所行きのバスに乗り、3つ目の市民センター前で降りる。お目当ては青森で1・2というレベルを誇ると言われる洋菓子店「ル・スゥブラン」。洒落た明るい内装の店内には美味しそうなケーキが沢山。この店自慢の「たまごロール」に焼き菓子数点を押さえてから、店内の喫茶エリアで一休み。紅茶はダージリン・オカイティ農園のものがポットサービスで650円。ケーキ1品とセットにすると900円なのでタルト・フレーズを選ぶ。加えて半熟プリンもいただく。甘さは少々強めのちょっぴりヨーロッパ仕様だけれど、これはなかなかハイレベルではないかと。八戸中心街からはちょっと離れていて、車がないとちょっと行くのは大変ではあるけれど、機会があれば是非。後でいただいた「たまごロール」は確かに絶品だったかと。
偶然来た本八戸行きのバスに乗り、JRで八戸に向かう。この列車はデッキまで満席で、恐らくその殆どが「JR東日本パス」利用者ではなかったか。八戸到着は3分遅れの14:47。大急ぎでユートリーまで走り、「おつゆせんべい」2袋をすぐさまレジに持っていって、再び新幹線ホームに走る。私にしては珍しく「走った」おかげで、予定していた14:55発「はやて20号」の発車3分前には乗り込みに成功。息をつく間も無く列車は八戸駅を滑るように出発。今回の乗り継ぎは流石に少々際疾かったかも知れない。
盛岡で一旦降りて、駅前の「ぴょんぴょん舎」で盛岡冷麺(特辛)と古代米石焼ビビンパをいただく。この店は随分前からのお気に入りで、盛岡で乗換時間の余裕があれば必ず寄っている。今日も美味しくいただいて、十二分に満足気分。駅に戻って土産物店を冷やかしていると、岩手の酒類を専門に売る店があって、日本酒は勿論、地ビールも各種取り揃えている。遠野麦酒「クリスタル・ヴァイツェン」、平庭高原麦酒「ペールエール」に加えてお気に入りのいわて蔵麦酒「レッドエール」の計3本を購入。
盛岡からの「Maxやまびこ64号」も満席状態。車両の多い新幹線がこれでは、仙台から乗り継ぐ常磐線特急の混雑さ加減が気になるところ。仙台駅では20分弱の乗換時間しか無く、ここでも走ったのだけれど、ホームには既にかなりの長蛇の列が。ここでも辛くも席を押さえることに成功はしたのだけれど、この列車がここまで混んでいるのを見るのは初めてかと。混んでいるのも道理、仙台から東京へ向かう新幹線が軒並み凄まじい乗車率になっているので、時間が掛かってもいいから上野まで乗っていこうという「JR東日本パス」利用者がかなりいた為らしい。
最寄駅に着くと激しい雨が。今回の旅は好天には恵まれなかったけれど、少なくとも旅の途中、雨に見舞われなかったことだけは幸いだったかと思う。
八戸うみねこ紀行 part I
2003年3月15日「八戸うみねこ紀行」1日目。
JR東日本の完全民営化云々ということで、期間限定・2日間12000円でJR東全線乗り放題(新幹線を含む)の「JR東日本パス」なる切符が売られていたので、これを使って何処かに行ってみようと思う。となればまず目が行くのは昨年12月に開業したばかりの東北新幹線・盛岡〜八戸間。この区間を走る「はやて」は全席指定となっていて、指定が取れないことにはどうにも始まらない。幸い1週間程前に辛くも指定を確保できたので、今回は八戸を中心に旅してみることにした。
最寄駅を始発列車で出発し、仙台へ。指定を確保した列車までは約1時間の待ち合わせ時間があったので、駅ビル1Fの「ZUNDA SARYO」(ずんだ茶寮)に入ってみる。仙台銘菓「萩の月」で知られる「菓匠 三全」が経営する茶寮で、ずんだ餅をメインとした各種甘味を供しているもの。色々迷ったが、結局「ぜんざい」と「ずんだプリン」を注文。メニューは全て和のものなのだけれど、内装はカフェそのもので、しかし意外と違和感がない。総ガラス張りの店舗は開放的で、気軽に甘味をいただけるのが嬉しいところ。店を出掛けに思わず「ずんだシェイク」まで買ってしまう<それって食べ過ぎ(笑)
仙台発1038の「はやて・こまち7号」で八戸に向かう。盛岡から北の新線区間はまだ一面の雪景色・・・と言いたいところだが、車窓の殆どを占めるのは灰色の防音壁と漆黒のトンネルばかり。乗車時間も40分程度と短く、これではどうにも物足りない。そうこうしているうちにあっけなく八戸へ到着。真新しいホームを人の波が埋め尽くす様は、ちょっと空恐ろしいものがある。駅のコンコースにも観光案内のワゴンが沢山出ていて、どうみても普通の状態ではない。八戸の観光をPRするにはいい機会なのだろうけれど、単発的なブームよりもまた来て貰えるような魅力をアピール出来ていたのかとその辺が少々心配になる。
八戸駅に隣接した八戸地域地場産業振興センター「ユートリー」へ向かう。八戸の地元産業の紹介に物産即売所、レストランに会議場などが集まった総合施設で、私の目的はと言うと2Fにあるレストラン「ユートリープラザ」。八戸プラザホテルが経営していて、お味のほうはなかなかのもののようで。メニューには八戸の郷土料理「せんべい汁」もあって、これは今回の旅の一番の目的。私なんぞには小麦粉の煎餅を煮込むなんてことは完全に思考の想定外の話で、でもこれが八戸では当たり前のこと。物産即売所にも複数の煎餅店から「おつゆせんべい」という名称で煮込み専用の煎餅が販売されていたりするぐらい。この煮込み専用煎餅を鶏とキノコの出汁で煮込んだものが「せんべい汁」。煮込んだ煎餅はひっつみ、スイトンを思わせるようなつるりとした食感と弾力に加えて、焼餅に似た香ばしさもあって実に美味しい。回りを見ているとどうも注文が「ラーメン」と「いちご煮」に集中していたようだが、この「せんべい汁」を食べずに八戸は語れまいと思う。
「はやて」車内で読んだJR東日本の車内誌「トランヴェール」に野辺地のJazzについての話が出ていたので、ちょっと野辺地まで足を延ばしてみることに。1331発臨時特急「つがる73号」に乗ると、これが旧国鉄色の485系。リクライニングが「倒す」か「倒さない」かの2択しか選べない、俗に言う「バッタンコシート」の座席で、非常に座り心地がよろしくない。ただ臨時列車だけあって、混雑度は少しはマシだったのだけが救いかと。野辺地駅に着き、駅前の書店で「のへじ音頭」JazzヴァージョンVol.2のCDを200円引きで購入。Vol.1も欲しかったのだけれど、もう売り切れてしまった模様。この「のへじ音頭」、毎年開催されている「HOT JAZZ IN NOHEJI」のラストに演奏されるJazzアレンジヴァージョンで、ミュージシャンによって全く違う曲になってしまうのが実にいい感じ。日本の民謡らしさを残しながらも演奏は完全なジャズで、民謡もジャズも好きな私には堪えられない逸品。このCD、特にジャズファンに勧めたいと思う。是非!
「スーパー白鳥24号」で八戸に戻る。この列車はJR北海道の789系で、新型特急電車だけあって鉄道ファンのカメラの砲列もなかなかのもの。デザイン的には最近のJR北海道の主流になっている「スーパー北斗/おおぞら/宗谷」と似た感じで、北海道好きな私としては本州でこのデザインを見られるのはちょっと嬉しい感じ。雪一面の林の中を走っていると、ちょっと北海道へトリップしたような感覚も覚えてみたりする。
八戸線で本八戸に出て、1km程歩いて八戸の中心部へ。予約してあったホテルは程無く見つかり、一泊3000円という激安料金での宿泊となる。地魚の鰯を専門とする「いわし屋」なる店で夕食を摂ったのだけれど、不味くはないものの取り立てて美味しいという程でもなし。酒の品揃えも然程でもなく、「菊駒」「陸奥男山」があったぐらい。その後、「鉞屋」で八戸ラーメンを食すも、これも取り立てて特徴がある訳でもない。これがまぁ昔からの八戸のラーメンだと言われると、そうなのかなとは思うのだけれど。これだったら「八戸ならでは」に拘らずに、地酒を揃えている居酒屋にふらりと寄ったり、新しく出来た八戸屋台村を覗いてみたりした方が楽しかったかな、と思う。今夜はちょっと失敗気分。
JR東日本の完全民営化云々ということで、期間限定・2日間12000円でJR東全線乗り放題(新幹線を含む)の「JR東日本パス」なる切符が売られていたので、これを使って何処かに行ってみようと思う。となればまず目が行くのは昨年12月に開業したばかりの東北新幹線・盛岡〜八戸間。この区間を走る「はやて」は全席指定となっていて、指定が取れないことにはどうにも始まらない。幸い1週間程前に辛くも指定を確保できたので、今回は八戸を中心に旅してみることにした。
最寄駅を始発列車で出発し、仙台へ。指定を確保した列車までは約1時間の待ち合わせ時間があったので、駅ビル1Fの「ZUNDA SARYO」(ずんだ茶寮)に入ってみる。仙台銘菓「萩の月」で知られる「菓匠 三全」が経営する茶寮で、ずんだ餅をメインとした各種甘味を供しているもの。色々迷ったが、結局「ぜんざい」と「ずんだプリン」を注文。メニューは全て和のものなのだけれど、内装はカフェそのもので、しかし意外と違和感がない。総ガラス張りの店舗は開放的で、気軽に甘味をいただけるのが嬉しいところ。店を出掛けに思わず「ずんだシェイク」まで買ってしまう<それって食べ過ぎ(笑)
仙台発1038の「はやて・こまち7号」で八戸に向かう。盛岡から北の新線区間はまだ一面の雪景色・・・と言いたいところだが、車窓の殆どを占めるのは灰色の防音壁と漆黒のトンネルばかり。乗車時間も40分程度と短く、これではどうにも物足りない。そうこうしているうちにあっけなく八戸へ到着。真新しいホームを人の波が埋め尽くす様は、ちょっと空恐ろしいものがある。駅のコンコースにも観光案内のワゴンが沢山出ていて、どうみても普通の状態ではない。八戸の観光をPRするにはいい機会なのだろうけれど、単発的なブームよりもまた来て貰えるような魅力をアピール出来ていたのかとその辺が少々心配になる。
八戸駅に隣接した八戸地域地場産業振興センター「ユートリー」へ向かう。八戸の地元産業の紹介に物産即売所、レストランに会議場などが集まった総合施設で、私の目的はと言うと2Fにあるレストラン「ユートリープラザ」。八戸プラザホテルが経営していて、お味のほうはなかなかのもののようで。メニューには八戸の郷土料理「せんべい汁」もあって、これは今回の旅の一番の目的。私なんぞには小麦粉の煎餅を煮込むなんてことは完全に思考の想定外の話で、でもこれが八戸では当たり前のこと。物産即売所にも複数の煎餅店から「おつゆせんべい」という名称で煮込み専用の煎餅が販売されていたりするぐらい。この煮込み専用煎餅を鶏とキノコの出汁で煮込んだものが「せんべい汁」。煮込んだ煎餅はひっつみ、スイトンを思わせるようなつるりとした食感と弾力に加えて、焼餅に似た香ばしさもあって実に美味しい。回りを見ているとどうも注文が「ラーメン」と「いちご煮」に集中していたようだが、この「せんべい汁」を食べずに八戸は語れまいと思う。
「はやて」車内で読んだJR東日本の車内誌「トランヴェール」に野辺地のJazzについての話が出ていたので、ちょっと野辺地まで足を延ばしてみることに。1331発臨時特急「つがる73号」に乗ると、これが旧国鉄色の485系。リクライニングが「倒す」か「倒さない」かの2択しか選べない、俗に言う「バッタンコシート」の座席で、非常に座り心地がよろしくない。ただ臨時列車だけあって、混雑度は少しはマシだったのだけが救いかと。野辺地駅に着き、駅前の書店で「のへじ音頭」JazzヴァージョンVol.2のCDを200円引きで購入。Vol.1も欲しかったのだけれど、もう売り切れてしまった模様。この「のへじ音頭」、毎年開催されている「HOT JAZZ IN NOHEJI」のラストに演奏されるJazzアレンジヴァージョンで、ミュージシャンによって全く違う曲になってしまうのが実にいい感じ。日本の民謡らしさを残しながらも演奏は完全なジャズで、民謡もジャズも好きな私には堪えられない逸品。このCD、特にジャズファンに勧めたいと思う。是非!
「スーパー白鳥24号」で八戸に戻る。この列車はJR北海道の789系で、新型特急電車だけあって鉄道ファンのカメラの砲列もなかなかのもの。デザイン的には最近のJR北海道の主流になっている「スーパー北斗/おおぞら/宗谷」と似た感じで、北海道好きな私としては本州でこのデザインを見られるのはちょっと嬉しい感じ。雪一面の林の中を走っていると、ちょっと北海道へトリップしたような感覚も覚えてみたりする。
八戸線で本八戸に出て、1km程歩いて八戸の中心部へ。予約してあったホテルは程無く見つかり、一泊3000円という激安料金での宿泊となる。地魚の鰯を専門とする「いわし屋」なる店で夕食を摂ったのだけれど、不味くはないものの取り立てて美味しいという程でもなし。酒の品揃えも然程でもなく、「菊駒」「陸奥男山」があったぐらい。その後、「鉞屋」で八戸ラーメンを食すも、これも取り立てて特徴がある訳でもない。これがまぁ昔からの八戸のラーメンだと言われると、そうなのかなとは思うのだけれど。これだったら「八戸ならでは」に拘らずに、地酒を揃えている居酒屋にふらりと寄ったり、新しく出来た八戸屋台村を覗いてみたりした方が楽しかったかな、と思う。今夜はちょっと失敗気分。